「いないよいないよいませんよ むしのかくれんぼ」 なかなかよいと思う みんなの声

『大きなクマさんと小さなヤマネくんシリーズ』のふくざわゆみこさんの作品です。
虫たちのかくれんぼ。コノハチョウさんがオニになって、色々な虫たちが隠れます。
虫たちは、野原や森に擬態を使って隠れています。なかなか上手く隠れていて、親子で虫の見つけっこをして楽しめると思います。
また、大人の私も知らないような虫の名前がたくさん出てくるので、虫の名前を覚えるのにももってこいだと思います。

ふくざわゆみこさんの優しいタッチと色使いで、虫もなかなかかわいく描かれているので、虫嫌いなお母さんにもお勧めです＾＾

洗練された絵が魅力の、ふくざわさんの作品ということで、セレクト。
コノハチョウさんが虫たちとかくれんぼする、というシンプルなストーリー。
虫たちは、スタイリッシュの擬人化されていますが、リアリティある描写で、
科学絵本としてもいいかもしれません。
それぞれの場面で隠れている虫たちを見つけるのは、子どもたちにとっては
ワクワクですね。
きちんと、虫たちの名前も表記されているのは嬉しいです。
洞窟のツチボタル、ちょっと調べてみたくなりました。
単純なストーリーになりがちですが、ラストは意外な展開で、
なるほど、コノハチョウが主人公だった訳がわかりました。
読者への誘いも見事です。
お外で虫たちを探してみようかな、実物を見てみたいな、という気持ちになりますよ。

擬態した虫たちをコノハチョウと一緒に探します。虫たちには一つ一つ名前がふられているので、虫好きでなくてもよくわかります。子どもと一緒に「どこにかくれているかな？」と探しました。

単なるかくれんぼではなくて、物語要素もあるので、楽しめました。私のように虫はあまり好きでないというお母さんも、お子さんと一緒に楽しめる絵本だと思います。

むしたちの大かくれんぼ大会が描かれています。

おにはコノハチョウさん。
紫色のきれいな羽の蝶々です。

草むらに、川べりに、花畑に、むしたちがかくれんぼ。

みんなとても上手に隠れるのでコノハチョウは疲れてしまいました。

子供達はコノハチョウと一緒に目を凝らして虫を探します。
次のページには虫の名前が書かれているので
しらない虫でもよくわかります。

何度も何度も眺めていました。