「ぽんこちゃんのどろろんぱ」 なかなかよいと思う みんなの声

おっちょこちょいではしゃぐ姿が

とっても印象的なぽんこちゃん。

みんなに喜んでもらおうと、いろいろ変身しますが

なかなかうまくいかず失敗ばかり。

最後に考えた作戦は、こんなオチだろうと

想像していたものと違った展開だったので

思わずびっくり。

でももう一人友達が増えてよかったと思います。

ぷぴこちゃんという名前の新しいお友達

ちょっと言いにくいです。

絵本の定番、たぬきの変身を扱った絵本です。定番なだけに、作者の手並みが現れますよね。

たぬきのぽんこちゃんは、友だちとピクニックにでかけます。その途中でいろいろなものに化けて友だちをおどかそうとするのですが。

くるみに化けたら巨大だし、ぼうしに化けても巨大だし、失敗ばかりのぽんこちゃん。娘はこの辺り大爆笑です。

化けるのが失敗しているさまが、「巨大になっちゃう」ということでとてもわかりやすく伝わっているようです。失敗して「しっぽがついてる」とかだと、「たぬきには当然尻尾がついてる」から「別に失敗ではない」と考えるみたいです、3歳児は（笑）。

ラストも良く出来ていて、大人だったら大体オチはわかるのですが、子どもには新鮮だったみたい。ミステリー小説を読んだような感じなんだろうなぁ。「え〜！こっちがぽんこちゃんだったんだ！」と驚いて（あげて）下さい。

「まあちゃんのながいかみ」や「つんつくせんせいシリーズ」などを書いているたかどのほうこさんの絵本です。教育絵本とか難しいものではなくて気軽に読んで楽しめるお話です。娘もニコニコ笑いながら聞いてました。

ぽんこちゃんは「どろろんぱ」で、みんなを驚かせようとあの手この手を使うけれども、どれここれも？？？？
でも、まわりのみんなは、優しくぽんこちゃんが落ち込まないようにうまーくフォローしてくれる。
それでも、ぽんこちゃんは懲りずにまた驚かせようとする。

諦めない気持ちと、周りの暖かい目、そんな事を子供に教えてくれる本です。