絵の具が紙の上を貼りついて、垂れて、滑って、滲む、混ざる…
定まらない色たちの動きが印象的な一冊です。
線でもなく、描かれた面でもない、
抽象的な世界とそれを紡ぐ言葉。
息子はどう感じるのかな?と思いましたが
真剣に見入って、「とおもったら とびちって」
のところでフェイントをくらったかのようにふっと笑いました。
息子の中では物語になっていたのかしら?
意味づけされてない絵たちが、言葉によって動き出し、
感情も持っているように見えたのかもしれませんね。
想像力をかき立てる、感覚に訴える本だと思います。
0歳から読んでもよかったかな…と思いました。