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かちかちやまなかなかよいと思う みんなの声

かちかちやま 絵:赤羽 末吉
再話:小澤 俊夫
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1988年
ISBN:9784834007695
評価スコア 4.09
評価ランキング 27,151
みんなの声 総数 42
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  • なんとも残酷な

    『かちかちやま』って、前半部分は本によってどうしてニュアンスの違いがあるのでしょうか。
    それは、タヌキにおばあさんを殺される部分があまりに残酷だからでしょう。
    でもこの小澤俊夫さんの話は、子どもに読むにはちょっと以上にためらいを感じます。
    ババ汁を食べるくだりが、猟奇的にも思えてしまいました。
    昔話の残酷さでしょうか。
    おじいさんがタヌキをとらえる理由も、タヌキに囃し立てられただけでは、ちょっと短絡的ではないかと思います。
    アレンジの違いで、感情移入のポイントが変わってくるような…。
    そんな意味では、『かちかちやま』の読み比べは良い材料かもしれません。

    投稿日:2014/05/11

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  • かちかちやまの話は昔話でよく知っているお話です
    改めて 読んでみました。(いろいろな人の再話があります)
    小沢俊夫さんの再話で 赤羽さんの絵です

    じいさまが 「ひとつぶのまめ せんつぶになあれ」と豆を畑に蒔いているとき
    たぬきは 「じいさまのまめ かたわになあれ」とはやし立てます
    おじいいさんはおこって 桑を投げてタヌキを捕まえます
    ところが このたぬきは ずるがしこくて じいさまの留守に、ばあさまをだまして 殺してしまうのです(たぬきのずるがしこい顔が にくらしげです)
    なんと タヌキ汁ならぬ ばあじるをつくり じいさまを騙してばあじるを食べさせるのです
    じいさまは悲しんで泣いていると 兎が 敵を取ってくれるのですが・・・・
    うさぎも なかなか ずるがしこい方法で たぬきをやっつけます
    赤羽さんの絵は 鳥獣戯画のよう思えました

    だまし騙される この心理が このお話には 非常に残酷なタッチで書かれています
    たぬきは 兎に騙されて 泥船が沈み 死んでしまいます
    タヌキももちろん悪いのですが    兎もおばあさんの敵とどろぶねを作り 川でおぼれて死んでしまいますが・・・・
    この罪と罰の関係は 生きている人間のみならず動物の心にもあるんだよ
    できるだけ 誠実に 生きて生きなさいよ!
    こんな事を改めて考えました

    投稿日:2012/01/18

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  • ショッキング。

    昔話は本当は残酷な内容のものが多く、多くは子ども向けに内容をぼかしたり、残酷なシーンを省いたりしているものですが、この本ではおばあさんが殺されてばあじるにされてしまい、おじいさんは知らずにばあじるを食べてしまう。。という怖いシーンが描かれています。
    さらっと読んでしまえば子どもは気にならないかもしれませんが、わかる子はかなりショックを受けてしまうかも。。
    誰でも知っている昔話として、一度は子どもに読み聞かせたい物語ではありますが、正直怖かったです。。

    投稿日:2023/01/17

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  • ばあさまが!

    三歳の子供がかちかち山が好きなので、いろいろなかちかち山を読んでみようと思い読み聞かせました。今まで読んでいたのは、ばあさまが狸に殺されるという内容でした。しかし、この絵本はばあさまが料理されてじさまが食べてしまうという衝撃な内容!子供もびっくりしていました。しかし、面白かったようで読んで良かったなぁと思いました。

    投稿日:2019/12/14

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  • おばあさんが殺されてしまうところで
    娘は何度もおばあさんどうなったの?いなくなったの?
    とたずねます

    死がまだ理解できなくても
    大変なことが起こったということはわかったようです

    そのあとは定番の物語
    たぬきが沈むところまで
    あっさりと描かれています。

    変に話を変えたりせず
    昔話そのままの雰囲気と絵で
    淡々と進むので
    子どももそのまま黙ってお話を聞いていました。

    投稿日:2018/08/29

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  • おばあさんとおじいさんを騙す描写が細かい

    松谷みよ子さん文、瀬川康男さん絵の「日本むかし話 かちかちやま」と読み比べてみました。最初に読んだ印象は赤羽末吉さん絵のこちらのお話の方がすっきりしてるな、分かりやすいなと思いました。2冊同時に同じ場面を広げて比べてみると、山からたぬきを担いで家に帰った後、たぬきがおばあさんを騙す描写が詳しく書かれています。わざとあわをこぼして、おばあさんがかがんだすきに、きねを振り上げ殺してしまった。≠サして、おばあさんの着物を剥いで化けておじいさんとばあじるを食べてしまう≠アとまで書かれています。えーーー!!!と思いましたが。ストーリーはどちらも同じで、端折ったり、脚色したりされておらず良いのでは。という感じ。

    投稿日:2016/12/06

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  • ショッキング

    子供の頃に読んだ「かちかちやま」では、おばあさんがタヌキに打ち殺されてしまう事に衝撃を受けましたが、この絵本では更にショックを受けました。殺したおばあさんをババ汁にして、おじいさんに食べさせてしまうなんて…。おまけにそれを食べている時のおじいさんのコメントが…。幼少時代にこの絵本を読んでいたらトラウマになってしまったかもしれない残酷さです。
    それに、おじいさんもからかわれた事に激情して、タヌキを食べようとしていたなんて、これではお互い様じゃないかと思ったりも。大人になると感じ方は変わるものですね。

    投稿日:2016/07/17

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  • 幼児向きではないが・・

    かちかちやまとくればどろのふねや狸の背中に火をつけるシーンが印象的ですがこの本で強烈なのは前半でした。読む年齢は小学生からがいいかなと思います。憎き狸を打ち負かす賢いウサギの話はまさに昔ながらの昔話の王道でしょう。怖いんだけど子どもにはかわいいお話ばかりでなく正統派の昔話も知って欲しいと思います。

    投稿日:2013/09/03

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  • なんでこうなっちゃったんだろうねぇ?

    • 屁の8番さん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子10歳

    読み終わって、息子に聞いた。

    Q誰が悪かったと思う?

    う〜〜ん...タヌキ。


    いやいや、おばあさん...では?


    私に細かい背景や分析など、よくわかりません。ただ、

    浅はかな親切心が 身を滅ぼす事もある。

    そのような事を伝えたかったのかな・・・と、この絵本を読んで私は思った。

    私も うさぎが 【火をつける】場面と【泥舟が沈む】場面しか 思い出せませんでした。

    他のレヴューの数人の方が、私と同じような記憶であったのを見、
    ひょっとして...
    自分が子どもの頃 耳にした『かちかちやま』は、
    あえて残酷な部分を省いていたのかな?などと思えてしまいます。
    あくまで憶測ですがね...


    それにしても、タヌキ...すげ頭悪すぎる〜〜><

    投稿日:2012/09/20

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  • 4歳は日本の昔話を読み聞かせしようと
    図書館で借りてきました。

    私自身もすっかり忘れていたのですが
    たぬき、おばあさん殺してばばじるにして食べちゃうんですね!

    息子も衝撃的だったようで、
    2回読み聞かせした後は、
    「これはおばあさん殺して食べちゃう、
     良くないお話だから読まなくていい」と言い
    読み聞かせを断られてしまいました。

    もう少し大きくなってから読めば良かったかな。。
    と思った1冊です。

    投稿日:2012/07/03

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