ロイス・レンスキーの「ちいさい」シリーズの1冊です。電車好きの長男のために最初に購入した本です。もう100回位は読んだかな?そのぐらい気に入っています。
乗物の絵本や旅の絵本の良いところは、身近な場面に設定を変えるとバーチャルな旅ができることにあると思っています。これは作者への冒涜かもしれませんが、スモールさんの運転する小さい機関車で、最近行った所に行くという設定に子供は大変興味を示しました。『今日は広島駅から三段峡に行こう!』という具合です。また、手を振っている男の子を息子にした時には狂喜乱舞状態でした。
本書の難点は汽笛の音がアメリカ風に書かれていることです。電車ごっこをして遊んでいる息子が口まねする機関車の汽笛の音は「ポッ、ポー」ではなく、「ぶおー、ぶおおー」です。