「めちゃくちゃるすばん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

個性的な絵で親のほうがハマって何度も読んでしまいました。
不思議な魅力のある絵本です。なんとも言えない謎めいた雰囲気の絵と「るすばん」の不安感がマッチしていて、面白いと思いました。登場人物は非現実的な生き物？？？ですが、細部にわたる描写はとてもリアリティー・生活感があります。うちの娘はまだ２歳で「おるすばん」をしたことがないのですが、絵本の中にちりばめられているひとつひとつのアイテム（キッチンタイマーや缶詰など）を見つけるのが楽しいようです。

ねこのきょうだい、サンとハルはツッチーさんと暮らしています。寝るときも御飯を食べるときもいつも一緒。ある日、ツッチーさんはサンとハルを残しておでかけ。取り残されたサンとハルは悲しくて、さびしくて、恋しさつのってだんだん腹が立ってきて・・・タイトル通りのめちゃくちゃるすばんになってしまう楽しいお話です。

はじめてこの絵本に出会ったのは、福音館のこどものともの年少版として子どもたちに配本したときでした。正直、すごい個性的な絵だな〜と驚きました。色も絵も奇抜なのです。しかし、読んでみると、子どもたちのつぼにはまったらしく、最後は大笑いする子も！子どもはおもしろい本にはほんとに素直に反応を返してくれます。
お留守番しているサンとハルの気持ちもすご〜くよくわかるし、ツッチ〜さんのお怒りもよくわかる！絵を隅々見るといろいろ発見があってまたおもしろいです。

一歳半の娘も好き、というより、はまっている、読めば読むほど楽しくなる、おもしろい本です。