2014年刊行。
外国から来たロックスターのお城を、日本の有名なお城たちが全力でおもてなしするお話。
笑った。笑った。久しぶりに、芯から笑った。
ページをめくるたびに、笑うところがあって、腹がよじれるくらい笑った。寝る間に読んでいたので、その日はとても楽しい気分でぐっすり眠った。
どこがどう面白いかは、是非とも本書を実際に読んで体験してください。野暮なことは書きません。
シュールで、ど〜でもいい話で、ロックで最高。
ツッコミどころが満載で、読みながらライブに参加して、舞台の下から大声でツッコミを入れている気分だった。
こんな面白い絵本はなかなかない。
ただただ、面白くて笑って、何も教えられるところがなくて(お説教やメッセージがない)、純粋にエンターテイメントを楽しむ体験は、貴重だ。
さすが、ロック。お城と「推し」をかけている(と、個人的に勝手に推測)のも、イカす。
※イカす=素敵、カッコいいの意味 (昭和の言葉)
お城も見たくなったし、ロックも聞いてみたくなった。
行動したくなる絵本。魂が揺さぶられた証拠だ。