「ほしいもマン」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

おもしろい！新しいタイプのヒーロー、ほしいもマン。
さつまいもが水分をぬいてほしいもマンになったら、けんかをしている２人の話をじっくり聞いてあげて、争い事を解決していきます。
おばあちゃんの知恵袋みたい！争う２匹のけんかもおもしろく、よくも言ったなブー！とセリフを読むたびに、子ども達は大爆笑していました。

息子が気に入った本で、1人でも読むし、読み聞かせしてもらうのも好きだそうです。

変身して、おりてきた後の「あいたた」とか、ブーブーブーブーほうほうの下りとか。
ほしいもマン大好きみたいで、読む時もなりきってます。
ぶどうはレーズンだよね。大根は・・・。あれ？と最後のセリフから頭悩ませていました。

おいもくんがほしいもマンに変身します。
喧嘩をしているお友達がいると
変身して両者の言い分をただただ聞いてあげるのです。
そしてほしいもマンはくしゃくしゃになっていきます。
へろへろになっておうちに帰って
お風呂に入って、お水を飲んで
おいもくんにもどっていくのです。

聞いてあげることだけなのですが
それがもしかしたら一番大事なんではないでしょうか？
すっきりして心がきれいになります。
私もほしいもマンバッチつけなくちゃだめですね。

このダジャレ、クリーンヒットですよ、あきやまただしさん！
ぶたさんたちのけんかに遭遇した、おいもくん、
仲裁しようとしますが、歯が立ちません。
そこで、変身！なのですが、なんともユニークです。
星のバッジが、変身ツールなのですが、このバッジをつけると、
「干し（ほし）」になってしまう、つまり、しわしわのおじいさんになってしまうのです。
ヒーローには程遠いと思いきや、けんかの仲裁にはじっくり話を傾聴するおじいさんは、
一番の適任なのですね。
もちろん、高齢者特有の苦労はありますけどね。
けんかをなだめるいいヒントも提示されていますよ。
しかも、だいこんさんやブドウさんにもこのバッジ貸してあげよう、とは恐れ入りました。
なるほど、見事代役を果たせそうですね。
幼稚園児くらいから盛り上がれそうです。

またおもしろい視点ですね！？

気になる〜
と、「全ページためし読み」で
楽しませていただきました

ほんと、あきやま氏の作品は
素敵に裏切ってくれます！！
ヒーローものは、かっこいい！
若い！？
が前提って、思い込んでいますもの

そして、けんかの仲裁も
「やめなさい！！」で
済ませているけど・・・
さて、それで、本当に解決なの？
ということも、気づかせてくれます

けんか中なのに
ほしいもマンを気遣うところも
とってもわかります
こどもって、やさしいんですよね

で、「話を聞く」！！！！！
傾聴だぁ〜
素敵ですねぇ

聞いてもらうのが1番

そして、喋るだけ喋らせて
「なかよくけんかしなさい」とは・・・

「けんかは、やめなさい」ではなく
「なかよくしなさい」って、素敵です

あっぱれ！！であります

そして、「大根君とぶどうくんにも」・・・
なるほど
「干し」「☆」もかけていたんですね！！！

おもしろ〜い

おこりっぽい大人にも
おすすめかも♪

このお話は、帽子についている星の飾りを胸に付けたらサツマイモが変身してほしいもマンになるというお話でした。返信の解き方はお風呂に入って水分補給というシュールな感じ！子供も私も思わずぷっと笑ってしまいました。

私の住んでいる地域は干し芋の名産地
うちの周りでもたくさんの農家さんがほしいもを作っています。
保育所のおやつにも出るくらい身近な干し芋が絵本になるなんて。
しかも書いているのは、あきやまただしさん。
こどもに受けるの間違いなしです。
しかも、けんかの仲裁なんてテーマもいいです。

全頁試し読みで読みました。「ほう　ほう　ほう　ほう」と、両者の言い分をとことん聞いてあげるおじいちゃんヒーロー登場です。おいもくんが、ほしのバッジをつけると、「ぴかっと、へんしーん！」とくると、きっとかっこよくへんしーんとなると思うのですが、ほしいもマンはその逆なので、しわしわになって萎んでしまうから、びっくりです。でも、見た目ではなく、ちゃんと役にたっていて重要な役目を果たしているから、「お疲れ様！」と言いたいです。