「くらいところからやってくる」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

暗いことって、それだけで怖いけれど、暗いからこそ見える世界もあるのだと思います。
少年の怖さはよくわかるのですが、その暗闇が呼びかけたのは、友だちになりたかったからでしょうか。
街の明かり、夜の公園の生き物たち、夜の海のきらめき、星さえも身の回りの明るさが邪魔して、良く見えないものばかり。
闇の中の空中散歩は、夢だったけれど素晴らしい体験だと思いました。
暗闇には暗闇の楽しさがあることを語っています。

夜の暗闇が怖いのは、幾つになっても主人公と一緒だと思いました。必要のない部屋にあかりをつけるのは、電気代がもったいないと思うのは、現実的な私でした。（笑）暗闇の中の空中散歩は、楽しそうであかりがともるのは、飛行機からもう直ぐ着陸する安心感がありました。花火大好きな私だから大輪一つでしたが、凄く綺麗なので魅入ってしまいました。「おかえりなさい」のお母さんの声に夢じゃあなかったのかと思いましたが、とても安心しました。

大人だって、暗闇がこわい夜もあります。
ぼくは、だんだん薄暗くなってゆくのが怖くて、家じゅうのライトを
点けてみたりします。
ある日、暗闇の声を聞いたぼくは、いつのまにか
くらやみと友達のようになり、ある夜、暗いところからしか見えないものをくらやみに連れられて、見にゆきました。
ぼくは、夜だからこそ見えるものをいろいろ見つけます。
夜の砂浜、暗い海と星空は、想像するだけできれいですね。

夜の暗闇こわいですよね。
子供目線で描かれていて
とっても臨場感があります。
我が家の男子も興味津々で読みました。
クロを基調とした中で繰り広げられる大冒険が
とっても楽しかったです。
くらやみで何者だろう・・・と気配を感じることは
子供だけではないはずです。
わかるわかると共感です。