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もっとお堅い本かと思いきや、ユーモアたっぷりの文学が大きな字で詰まっていた。 日本文学の中から、副題に合わせた内容をチョイス。 今回はおろか者ということで、遅刻をするのが何が悪いと開き直って正当化する「遅刻論」や、なんとなく出家してみたら大変で、村人にもバカにされて騙され、実家に帰ろうにも庭に埋めてあった祖母のヘソクリを使い込んでいたので帰れない。いっそ死んでくれたらいいけど、当分死にそうにないから帰れない。そこで実家の柱の節に隠していた富くじが気になるから見てくれ云々延々続く「吉野山」など、相当おもしろい話が収録されています。 どれもなぜか納得させられる(苦笑) 小5以上の漢字にはルビがふってあるそう。我が家は12歳が読んでいました。 文庫本などの詰まった字は読みづらいという大人の方にも、気軽に読めると思います。 どんな時代も、人は変わらないとか思っちゃいました。
投稿日:2015/03/15
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