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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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ヤマネコ毛布自信を持っておすすめしたい みんなの声

ヤマネコ毛布 作・画:山福朱実
出版社:復刊ドットコム
税込価格:\2,200
発行日:2015年02月25日
ISBN:9784835451541
評価スコア 4.68
評価ランキング 2,135
みんなの声 総数 56
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  • 復刊された理由が分かります

    こんな名作があっただなんて・・・!

    また、すばらしい絵本を見つけることが出来て嬉しいです。

    旅立つヤマネコに、
    動物たちが 思い出をプレゼント・・・。

    刺繍に想いを込めるというところが
    ちょっと切なくて、どうしようもなくあたたかいです。

    大好きな職場をやめるときに、
    長いこと一緒に働いていた仲間たちからもらった
    色紙を思い出しました。

    あの色紙にも、「あの時はこうだったね」「こんなこともあったね」
    と、思い出がぎっしりと詰め込まれていたなあ・・・。

    誰かを想う気持ちを、
    「形にして」、「届ける」・・・。
    それが別れの場面であれば、感動的なシーンになることは必然なのですが
    この絵本は、冒頭から 動物たちがそれぞれ
    ヤマネコとの思い出を噛み締めながら
    一針一針、布に刺繍をしてゆくのです。

    そのシーンが連続するからこそ、
    最後に ぶわわっと、温かいものが込み上げるのだと思います。

    それにしても、動物たちの話を聞いているうちに
    ヤマネコの性格がみえてくるのが面白い。

    なかなか破天荒で奔放なようですが、
    それでも こんなにみんなに好かれているヤマネコは
    とても幸せものですね。

    ヤマネコにがっかりさせられたノウサギも、
    ヤマネコに追いかけられていたシマリスも、
    思い出をプレゼントするのです。

    ハリネズミに至っては、
    あやうく食べられるところだったのに
    刺繍のプレゼントをしようと みんなに提案するのです。

    ああ、なんて羨ましい。
    こんなあたたかい毛布は、どこを探してもみつからないでしょう。


    と、物語のことばかり書いてしまいましたが、

    挿絵はどれも愛らしく、そして色合いが美しいです。
    文章は、構成が面白く、声に出して読んでみたいと思うほどです。

    けれども、そう思うよりも前に
    物語自体が好きだと感じました。

    とても魅力的で、ふくよかな絵本。
    復刊された理由が、よく分かります。
    沢山のひとの目に触れないと、もったいない絵本だと思います。

    投稿日:2015/06/25

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  • 旅立ち

    全頁試し読みで読みました。ハリネズミは、ヤマネコから、「きみは、おいしそうだけど、ハリがじゃまだな」と言われたのに、ヤマネコが旅に出るときには、ヤマネコへの選別を用意する為に森の仲間に刺繍を依頼する姿に私なら出来ないと思いました。でもそんな本音を言える二人の関係は、きっと長い間培ってきた友情の証だと思いました。そんな素敵な関係を築いてきた森の仲間たちが羨ましかったです。版画もとても素敵でした。

    投稿日:2015/06/11

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    1
  • 大切な宝物

     版画なので、線に力強さがあるなと思いました。
     旅立つヤマネコに、みんなで刺繍をおくることにしました。みんなの思い出話に、ほっこりします。いやがるシマリスの様子も、なんだかおかしかったです。
      
     泣きながら歩きだすヤマネコに、しみじみしました。
     あたたかい気持ちのこもった毛布は、ヤマネコにとって、大切な大切な宝物になりますね。
     
     お話のあとには、「写真」をはるスペースがあるのが、ステキだなと思いました

    投稿日:2015/06/08

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  • 思い出に包まれて

    広松由希子さんがずっと残したい絵本A。
    不思議な題名ですが、滋味深い物語に納得です。
    ある日突然旅立ちを決めたヤマネコ。
    ハリネズミは、森の仲間に、ヤマネコとの思い出を刺繍して餞別としてプレゼントしよう、と提案するのですね。
    それぞれが刺繍する様子から、ヤマネコとの思い出が立ち昇ります。
    思い出は必ずしもいいものばかりではないようですが、
    旅立ちの際は、ある意味いい形で昇華するのですね。
    色刷りの木版画がいい塩梅に思い出を表現しています。
    刺繍という手作業の効果もありますね。
    みんなの布片を接ぎ合わせて毛布にするなんて素敵です。
    複雑な思いのシマリスの、最後での枕プレゼントも、感無量です。
    巻末にそれぞれの布片が添えられ、壮観です。
    しかもちょっとした編集がされていて素晴らしいです。
    小学生くらいから大人まで、旅立ち本としていいかもしれませんね。

    投稿日:2020/07/02

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  • 目には見えないメッセージ

    突然、旅に出ると宣言したヤマネコのために、森のみんなが協力し合って毛布を作ります。
    このヤマネコはあんまり性格が良くないのか、みんなは布に針を通しながら文句を言います。
    それでもみんなはヤマネコの幸せを願い、毛布をちゃんと完成させます。
    ヤマネコのことを大嫌いなシマリスでさえ、最後には枕をプレゼントするのです。
    友情?愛?思いやり?
    文章にも絵にもされていない見えない部分に、メッセージを感じました。

    投稿日:2019/08/27

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  • みんなの思いでを人生の糧にして

    • サンジママさん
    • 30代
    • ママ
    • 岡山県
    • 女の子6歳、男の子4歳、男の子1歳

    旅に出ると決めたヤマネコのために、森の仲間たちが心を込めてプレゼントづくり。
    楽しかった思い出、気持ちよかった思い出、ちょっぴり困った思い出、ちょっと怖かった思い出。
    仲間たちがそれぞれに、ヤマネコと過ごした時を思い出して作り上げられたプレゼントは本当に素敵です。

    版画で描かれた絵がとても美しく、繊細でありながらもダイナミックで一目見るだけで、その世界観に引き込まれます。
    6歳の娘に「この絵は木の板を掘って書いてるんだよ」と教えると
    「すごい!めちゃくちゃキレイ!」と何度もページを繰って見返していました。

    ヤマネコは、仲間たちとのたくさんの思い出と心のこもったプレゼントを胸に抱えて、森から旅立っていきます。
    仲間たちとの大切な思い出は、いつまでもヤマネコの心を温め、励まし、強くしてくれるのではないでしょうか。
    読むたびに、心がじわっと温まる名作です。

    投稿日:2019/03/17

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  • 森を出ていくヤマネコのために、動物たちがそれぞれの思い出を刺繍にして、1枚の毛布に仕上げます。
    ヤマネコに贈り物をするなんて嫌だと言っていたシマリスも、最後の別れのときには森の木の葉や木の実がつまった枕を贈りました。
    いい思い出も、そうじゃない思い出も、ヤマネコにとっては大切な宝物になったのではないかと思います。
    ラストのヤマネコの鳴き声が、切ないような、でも心が温まるような気持ちにさせてくれました。
    卒園・卒業シーズンにぴったりのお話でした。

    投稿日:2017/05/17

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  • 故郷のある人に

    子どもが読まなかったので私が読みました。山小屋にあったらコーヒーを飲みながら読むのかもしれません。故郷のあるひとなら共感できるストーリーだと思います。付録の葉書が感情を揺さぶりました。望むべくは、ヤマネコ君が森の戻ることです。決して「故郷は遠きにありて・・・」などどつぶやいてほしくないと思いました。

    投稿日:2016/12/16

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  • 版画の世界の美しさにひきこまれます

    版画の世界の美しさに魅了されました。
    白黒で掘られるあの独特の線の美しさ、その中で、色が時々加わるとより色が鮮やかに生きてきます。

    どのページもそれは繊細な仕上がりで、ストーリーもさることながら、この版画の絵を見ているだけでもかなり感動をさせてもらえる絵本です。

    素敵な毛布ですね。そんな思い出が詰まった毛布を胸に・・ヤマネコが眠りにつくシーンが一番癒されました。

    思い出は何十年経っても色あせません。
    森のにおいに包まれて・・存分に眠れてよかったです。

    投稿日:2016/12/07

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  • 版画のいい味が出てます

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    旅立つヤマネコへの贈り物として、森の仲間が毛布に思い出を刺繍します。
    動物たちがそれぞれヤマネコとの思い出を語るのですが、思い出がいいことばかりでないところが笑えます。

    心のこもった贈り物、とても素敵ですね。新しい場所へ旅立つのは勇気のいることだけど、この毛布のような、仲間との温かい思い出があれば頑張れそうです。
    版画はなんともいえないいい味が出ますね。子どもたちにもぬくもりのある絵に触れてほしいです。

    投稿日:2016/11/01

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