太陽の花といったら、
多くの方が「ひまわり」を連想されると思います。
わたしもその一人でしたが、この本を読んで
もうひとつの花が加わりました。
それは、沖縄県西表島で「ゆうな」という愛称で親しまれている
オオハマボウです。
オオハマボウと聞いてもイメージしにくいかと思われますが、
ハイビスカスやムクゲの仲間なんです。
夜明けとともに花をさかせ、
夕日のように花びらをそめていく・・・・・・。
花びらが一日の間に黄色からオレンジ色に変化し、
太陽が沈むころに付け根の部分からポロリと落ちるのです。
色の変化にも大変驚きましたが、それだけではありません。
オオハマボウのもとにやってくる虫たちのドラマも見逃せません。
命あるものは、すべてさまざまなつながりのなかで生きていること、
自然のなかには、無駄なことはひとつもないのかも知れないということを
改めて感じることができました。
いつの日か、「ゆうな」に会いに行きたいなと思いました。
また、余談ですが、秋篠宮家の佳子様の「お印」にゆうながつかわれているそうです。
お印・・・皇族が自分の持ちものを、他の人のものと区別するための
目印で、名前のかわりにつけるマークようなもの