江戸時代のおかしや「あんこや」でのお話。
遊んでばかりの息子あまたろうが
ことわざ「たなからぼたもち」を実際に試したいと言い出します。
父親は呆れながらも、何かを思いついて、やってみることに・・・
大好きな澤野さんが絵を担当、
テーマ(楽しく働く心)にも惹かれて、購入しました。大正解☆
澤野さんの味わい深い絵、和のテイストが
この時代の雰囲気と和菓子屋さんにぴったり。
お茶目なあまたろうやネコ、行き交う人々やお客さん、
それに雑貨小物などが遊び心をもって描かれています。
あまたろうの服、カッパもいたり、大福が・・・
(全て書いたら面白さ半減なのでやめておきます)
読み聞かせのコツなど小冊子でついていたり、何度も見返せて発見があり。
この細かさ、親子でハマります☆
商品を買う人、食べる人が表情豊かにたくさん出てきて
そこがとてもいいな〜と思います。
和菓子と食す人の見返しで
物語をサンドイッチしてあるのもいいです☆
あまたろうの継いだ仕事はこんなにも人に喜ばれるんだと、
親子でほのぼの感じます。
「このお菓子、食べたいね」「これは誰かな?」
会話もたくさん広がりました。
「あんこや」が舞台だから実現するオモシロ実験。
昔の設定だけど、そんなお話も、絵もコミカルなので、
子どもにも読みやすく、すごくウケます。
お話を読みだすと「あまたろうは子どもなのに働かなきゃいけないの?」、
ネズミのアシストに「たなからぼたもちだーーー!!」、
6歳の娘もいつになく身を乗り出して聞き入ってくれました。
この、うちのあまたろうさんにも響くものがあったかな。
仕事への漠然とした不安を、期待や楽しみへと、
「あんこや」親子が変えてくれそうです。
思いがけないところで、本をきっかけに娘はことわざに興味を持ちました!
そう、「たなからぼたもち」は、
うちでは文句なしに面白くって、ためになる絵本☆
これからも親子で繰り返し楽しみたいです。