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いれたものは何でも二つにしてくれるかまを掘り出したおじいさん。 貧しいながらも働き者のおじいさんへの、神様からのごほうびでしょうか。 このかまをどのように使うかということについて、おばあさんは現実的です。 予想外なのは、おばあさんがこのかまに入ってしまったこと。 おばあさんが二人になりました。 おじいさんも二人になりました。 二組の夫婦が仲良く生活していくというおおらかさが素敵です。 同じ形の家に住み、同じ形の食器を持ち…、何から何まで同じならば間違いが起こりそうですが、一つ安心材料がありました。 全く同じに見える家の違い。 読み聞かせで、このあたりで話を止めると、答えは意外と帰ってこない。 なるほどですね。 おじいさんおばあさんが欲深だったら、こんな展開にはならないですね。
投稿日:2012/09/10
『なんでもふたつさん』という題名の児童書を読んだことがあったので、こちらも同じお話かしら?と思って読んでみました。こちらはとてもおおらかな、中国の昔話でした。 貧乏なハクタクじいさんとおばあさんが庭を耕していると、ふしぎな瓶を見つけます。その中に落ちたものは、なんでもふたつになるという、ふしぎな瓶でした。 この瓶のおかげで大金持ちになったふたりでしたが、あるとき、おばあさんがよろけて、頭から瓶の中に突っ込んでしまって……。 ラストも、意外にもほのぼのしていて、よかったです。
投稿日:2021/09/02
”最後の「大金もちに なったから なんでも ふたつに したんだな。 じぶんたちまでも!」 近所の人たちは そうおもいましたとさ。” なんだか、この夫婦の人付き合いが、羨ましくなりました。 近所の人だちにかめを盗まれることもなく、きっと欲をかかなく て、幸せに暮らしていけるなあと思いました。
投稿日:2019/06/16
このお話は題名から、物が二つになるのはなんとなく想像できたのですが、人まで二つになるとは思ってもみなかったので、ビックリさせられました!!このお話の中に出てくる何でも二つにできる瓶がうちの子にはとっても羨ましく見えたみたいで、「いいな〜!」なんて言いながら見ていました。
投稿日:2013/08/28
中国の昔話です。 中に入れると何でも二つになるかめをみつけた、老夫婦のお話。 欲張らず、自分達も二人づつになっても、平等にする素敵な心。 欲張りじいさん・ばあさんではなくて、不思議な感覚でしたが、ほのぼのとした感じがすごく好きです。 よかったね。と思える本です。
投稿日:2007/01/30
中になんでも入れると、入れたものがふたつになるかめを見つけたおじいさんとおばあさん。 日本だと、隣に住むよくばりじいさんが、かめを借りにきて、よくばったせいで とんでもないことになるのが定番です。 でも、これは中国のおはなし。 おじいさんもおばあさんも、ふたりになって、二組の夫婦で仲良く暮らします。 急に双子のような、それともクローン人間のようになったいる夫婦を、 周りの人々は驚くでもなく、納得しているところが、中国の懐の深さを感じます。 色合いも、まさに中国を感じられます。 同じアジアでも、こんなに違うのかと子どもたちにも知ってもらいたいです。
投稿日:2006/08/09
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