「ホーホーはらへりフクロウさまだ！」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

だれもがおそれる　へんしん　めいじん　ホーホーはらへりふくろうさまだ！

声だして　よんでると　楽しくなるんです

リズミカルな絶妙な訳　木坂涼さん

うさぎのすきなものは　にんじん　　　しょうしょう　おまちください
ところが　どっこい　うさぎににげられた　
でもめげずに　　
次の獲物を　みつけて　へんしん

ふんすいにへんしん　　ふくろうは　ごみばこからなにみつけたの？
おもしろい　
ト　ピザをゲットしたはらへりふくろう　よかったね
ホーホーまんぷくふくろうさまだ！
ラスト　あしたは　おまえんち　いくからな！　　
うまいまとめ方で　子ども心を引きつけますね
おもしろい！

はらへりふくろうの自慢する変身は、ほとんど役に立っていないと思います。
その自信が素晴らしいのだけど、なんだか相手にされていません。
空腹が満たされて良かったけれど、変身する必要だったのだろうか。
でも、この一見無意味に見える変身こそが、子どもたちを楽しませる、この絵本のポイントですね。

表紙のフクロウの表情が気になって手に取りました。
なんとも自信満々のフクロウさまですが、狙った獲物にはことごとく逃げられてしまいます。それでもめげないフクロウさま。偉そうなのに、おマヌケな、そのギャップが最高です。繰り返される台詞が、面白いですね。
大胆に描いているのに、ユーモアがあって、小気味良い絶妙なイラスト。遠目にも効くので、大勢への読み聞かせで読んでみたいと思いました。

『HOOT OWL』が原題。
「HOOT」はフクロウの鳴き声、「OWL」はフクロウですから、
木坂さんの意訳があっぱれです。
冒頭から、表紙の主人公の目力に惹きつけられます。
どこか間の抜けた造形のフクロウは、どうやら、俺様キャラのようですね。
空腹ということで、獲物を見つけに行くのですが、
その捕獲策がユニーク。
獲物の好きなものに変身し、ひたすら待ち伏せ。
もちろんことごとく失敗に終わりますが、俺様フクロウはめげないという訳です。
最後はようやくなんですが、あっぱれな俺様スタイルは崩しません！
究極はラストのセリフ。
格調高い俺様のセリフ回し、やはり音読でたっぷりと。
幼稚園児くらいから楽しめそうです。

８歳長女に読みました。８歳には幼い内容かなと思ったのですが、とても楽しんでいました。

はらぺこのフクロウがウサギやコヒツジを食べようと狙うのですが、その狙い方が単純で、例えばウサギはにんじんが好きだから、フクロウが大きなにんじんに変身しちゃうとか（笑）それを自信満々でフクロウが読者に語りかける感じで進んでいきます。何度も失敗しちゃうフクロウですが、自信満々なのが、笑えてしまいます。面白いです。