「なきむしおばけ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

6歳の息子がこの絵本を気に入りました。
弟のくんちゃんが、うちの3歳の弟くんと似ているからでしょうか。
弟もとにかくなき虫で、少しでも思い通りにならなければワンワン泣きます。
涙と鼻水をたくさん出して、またさらに泣きます。
涙と鼻水ってたしかに「かなしい」気持ちを強調させる効果ありますね。鼻水のおばけがどんどんふくらんで、「もっと泣け」と怒っていくシーンがそんな感じです。このなきむしおばけは、かなしい気持ちを促していく鼻水ですね。
けれど、くんちゃんはなきむしおばけに勝ちました！
ころんでも泣かなかったので、なきむしおばけはどこかに行っちゃいました。

泣いたらおもちゃ、独り占め♪
泣いたら思い通りになる♪♪

だから、泣いちゃえ泣いちゃえ！！

くんちゃんとうちの長男とそっくりで、うちの長男にも「泣いちゃえ♪」って声が聞こえているのかなー？？と、ほっこりした気分になりました。

当の本人は、気に入って何度も読んでくれと持ってきましたが、くんちゃんみたいに成長してくれなきゃ困るぞ〜！！

兄弟喧嘩って、些細なことで喧嘩になるので、やっぱりどこでも一緒だなあと思いました。おにいちゃんは、ちょっと要領がいいのは当たり前なんだけれど、弟のくんちゃんに泣かれるのは面倒くさいし、苦手だなあと思いました。泣いた方をちょっとひいきにしちゃう傾向があるので気をつけたいと思いました。くんちゃんが、泣くのを我慢してる姿に成長したなあと思いました。

受け取り方は、いろいろだと思いますが
ないちゃえないちゃえっと言うおばけは、もう一人のくんちゃんなのでは？
と思いました。
それはちょっとずるい、もう一人の自分、泣くと、その結果はどうなるかはわかっていますから。
お兄ちゃんは、いじわるそうに見えますが、本当はそんなクンちゃんの態度にイライラしているだけのように見えました。
心のおばけに打ち勝ったことで、明るく強い子になれそうに思いました。
犬のごんたくん、その時々の表情もとても良くて、良いなあ。