男の子とスノーマンの交流を描いた文字なし絵本…
雪が積もった時…戸口に雪だるまがある家を見つけると
ウキウキ作っている様子が思われてなんだかうれしくなり
ます…でもこの男の子はちょっと寂しげ…
その寂しさがスノーマンを作らせたように思えました…
セリフをつけたら壊れてしまいそうに繊細なストーリーが
大小167コマで静かに流れていきます…
同じ作者の「さむがりやのサンタ」とくらべて絵のタッチは
全体にうっすら紗幕がかかっているような表現です…
小さなコマが続く中、後半のフライイングシーンでは
見開き一杯の画面が印象的で男の子の心が解放されて
いるように思えました…
そして…ラストは切ない…
思春期以上の大人が深夜に眺めるのがおすすめです…