「とりかえっこ とりかえっこ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

表紙とタイトルから、「何をとりかえっこ」するのかは、何となく予想ができていましたが…
とりかえっこをしたくだものたちの姿は、思いの外おもしろく、息子と娘は大笑いをしていました。
とてもユニークな発想の、おもしろい絵本だったと思います。

果物たちが、自分の皮を脱いでいきます。
りんごちゃんが脱いでみかんくんが脱いで、ばななさんやめろんどんも脱ぎます。
実だけになったみんなは、さっそく他の果物の皮を着ます。
でも、あれれ？
上手く着れません。
たぷたぷたら〜んと大きかったりぴこぴこぴーんときつかったり。
他の果物の皮は、自分に合いませ〜ん。

この絵本は、まるで適材適所のことを言っているようです。
自分にあった皮が結局一番良いように、自分の性格や能力に合った場所や物事が良いんだ、と諭されているようです。
もしくは、挑戦してみてダメだったら元に戻ればいい、ということを言っているのかもしれません。

絵もお話もかわいい〜。お洋服をとりかえたらどうなるの！？って小さな子どもたちも、目をキラキラさせながら見ていました。服をぬぐって、それをとりかえるって、新しい遊びがたくさんできそうですね。服を脱ごうとしていた子もいました（笑）。

全ページお試し読みで読みました。
くだものさんどうしのお洋服のとりかえっこです。
かわいいぽっちゃりくだものさんたちが、がんばって服を脱ぐ様子も
文章も楽しいです。
取り替えたら、やっぱり全然あってなくて面白いことになってます。
ページを開くたびに、にっこり笑える絵本です。

子ども達のよく知っているくだものたちが、自分たちの皮を脱いではだかんぼう？になってしまいます。


するするすると脱いでいく様子はとても可愛く、それでいてどこか人間ぽく手愛嬌たっぷりです。
子どもが服を脱ぐときみたいに、脱いだ時の表情にも注目です。

そしてそれぞれが交換してとりかえっこするのですが・・
これまたみんな似合っていなくて、笑えます。帯に短したすきに長しといった具合・・。
バナナの皮を無理やり着ようとして鼻がつぶされてしまっているページは子どもも大笑いでした。

ユーモアもあり、小さな子どもから楽しめる絵本です。

ぬぎぬぎぬぎ…と、りんごとみかん、バナナにメロンが皮を脱いでいくんですが、よくもこんなに気持ちよく脱ぐ方法を考えたな！っていうくらい、もうするっとぬるっと気持ちがいい脱ぎ方なんです。
その後皮を交換した時は。子どもたち大爆笑。「やぶれる！やめて〜！」「着れてないや〜ん」と突っ込みながらおお喜びでした。
絵がとっても楽しかったです。

くだものの皮を服に見立てるという絵本は、もしかすると他にもあるかなと思いますが
その服を、くだもの同士でとりかえっこするというのが、面白いなと思いました。
それぞれのキャラクターが愛らしく、親近感がわきます。
小さなお子さんや、赤ちゃんにもぴったりの絵本だと思います。