絵本というより、絵童話みたいな作りでした。
主人公のイスの顔がとてもキュートでした。
擬人化されたイスの足は基本2本足で描かれていますが、時々4本足になっていました。
ということは、後ろ足の2本は長さん的には腕としてみているのかな?(イメージとしては、ブリッジしている時みたいな感じ)と、思いました。
腰掛けられることに飽きたイスが旅(?)に出て、それこそあちこちでいろんなものに腰かけてみるのですが、どこに腰かけてもしっくりしないみたいで、ぶつぶつ文句を言っているのが面白かったです。
最終的には自分の家に戻ってきて、ご主人の頭の上に腰かけて眠っちゃうのは、どこまでもナンセンスな終わり方で笑ってしまいました。
面白いけど、あまり小さいお子さんでは理解しにくそうですね。
小学校中学年以上のお子さんたちにお薦めします。
「キャベツくん」シリーズなどで、長新太さんの魅力にはまった人は是非、一度読んでみてください。