長谷川義史さんはさすが関西人。あのお笑い天国よしもとのDNAが脈々と流れているようで、その作品でもお笑いを描いたものが多い。
そもそも長谷川さんの絵の力強さは笑いも醸し出していて、その絵だけで笑えてしまうくらいだ。
長谷川さんの代表作はたくさんあるが、第3回MOE絵本屋さん大賞で3位となった作品が『だじゃれ日本一周』で、この絵本はその続編にあたる。
日本を飛び出して世界だから、長谷川さんの笑いも地球規模になった。
この中で紹介されている国は49カ国。それしかだじゃれが浮かばなかったと長谷川さんは書いているが、確かにそれも首を傾げたくなるだじゃれも含まれる。
日本とちがって、やはり世界は手ごわい?
では、どんなだじゃれかといえば、まずは日本。
忍者が海に飛び込んでいる絵に「ジャポーン」。(これはまだよくできています)
それに対になったページで「からだうくらいな」。(ウクライナのこと。民族衣装を着た男が踊っています)。
まあだじゃれの方はそんな感じで、ちゃいな(これは中国。チャイナのだじゃれ。長谷川さんは中国のだじゃれは絵にしていません)
長谷川さんは49カ国で挫折しましたが、せっかくなので世界地図を見ながら、自分で考えてみるのもあるカナダ。