『ごきげんならいおん』の続編のようですね。
おやおや、例のごきげんなライオンに奥さんと子どもが!
そりゃあ、ますますご機嫌なはずです。
さてさて、ライオン夫婦の目下の関心事は、息子のフランソワの将来。
そうこうしているうちに、お金持ちの貴婦人のペットになることに。
幸せそうですが、やっぱり限界が来てしまうのですね。
その後、サーカスに行きますが、育ちの良さゆえにサーカスのライオンらしい振る舞いができないとは。
でも大丈夫。
動物園に送り返されたところで、天職が見つかるのです!
なるほど、この夫婦にしてこの子あり。
親の子を見守る視点が丁寧に描かれ、親にとっても共感どころ満載です。
名前をもらった、飼育員の息子フランソワくんとの交流もほのぼの。
地味な絵ですが、やっぱりごきげん、生き生きとした展開に心が温まると思います。
やや長めのお話なので、フランソワくんと同じくらいの小学生くらいから楽しめそうです。