小学校にあがった息子の、国語の教科書に載っていました。
なんて素敵なお話なのだろうと思いましたが、
「どうして花の道ができたのかな」
と、息子に聞くと、わからないのです。
そこで、この絵本を借りてきました。
こちらの想像をはるかに超える美しい絵に魅了されました。
文章だけではわからなかった時間の経過も、なぜ花の道ができたのかという答えも、すべて絵が教えてくれました。
こうなると、教科書の方がなんだか色褪せて見えたのですが、次の瞬間、ふと、気づきました。
だからこそ、教科書なのだ。
絵によって半分表現されている、見えない部分を読み取る力をつける事こそが、国語教育なのだと。
この本は、入学前のお子さんにぴったりの美しい本です。
でも、もしもお子さんの通われる小学校で、光村図書の国語の教科書を使用されるようでしたら、まず、教科書で最初に出会う事をおすすめします。
その後、この本を読むと、謎解きと共に感動する事間違いなしです。