花火大会の朝、花火職人であるぽんきちのお父ちゃんは、夜食を忘れて仕事に行きました。
なので、暇を持て余していたぽんきちが、夜食を届けることになりました。
道を歩いているぽんきちを見た江戸のみんなは、花火大会がもうすぐ始まるのだと勘違いして、ぽんきちの後をついていきます。
その人数はどんどん増えてどんどん増えて、とんでもない数になっていきました。
ぽんきちの存在にいち早く気づいて、後ろを歩く人々が増えていく様。
それに全く気づいていないぽんきち。
見開きいっぱいに広がる江戸の様子。
どれもこれもが魅力的です。
手に入れたくなるような、素敵な絵本です。