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フィンランドのトぺリウスの代表作ですね。 北欧の物語が好きなので、とても印象に残っていて、 今回石井睦美さんの文章で再び出会えてうれしいです。 原作のエッセンスはそのまま、わかりやすくなっていると思います。 せなけいこさんの絵も、その世界観に寄り添っていて素敵です。 クリスマス前夜、サーミ人(ラップランド人)の夫婦のそりから落ちて 雪原に一人ぼっちになった赤ちゃん。 そのシーンがなんとも厳かです。 だからこそ、その赤ちゃんの瞳に星が宿るというのも説得力があります。 それ故に起こる不思議な出来事は、育て親が不気味に思ったのも仕方ないですよね。 余韻の残る語りも健在です。 小学生くらいから、じっくり感じ取ってほしい物語だと思います。
投稿日:2018/12/11
星のひとみは誰だったのでしょう? 人の心もお見通し、人の行動もお見通し、人々はそれに助けられたり、おびえたりします。 見えたことを口に出してしまうことが、星のひとみを不幸にもしてしまいます。 側にこんな女の子がいたら、やっぱり怖いですね。 人々に幸福をもたらしていた彼女は、おしゃべりな天使だったのでしょうか。 深いお話です。
投稿日:2019/10/10
フィンランドのアンデルセンと言われるトペリウス。 ただの童話ではない、伝説のような感じを与え、 また人の心の弱さ、醜さ、切なさも残るからかもしれません。 自分が余裕がない時、 八つ当たりのように子どもの行動にイラっとして怒ってしまったとき、 子どもの無垢なひとみの輝きが攻めているような気になるのも わかるような気がします。 切ないけれど、この少女は苦しむこともなく、 恐らく天に守られているだろうという気になるので それが救いです。 子どもに見つめられても笑顔で返せるよう、 子どもを大切にし、恥ずかしくない生き方をしたいです。
投稿日:2019/10/01
フィンランドのお話に、せなけいこさんの絵というのに興味をひかれて読んでみました。雪と星が印象的な、幻想的なお話にひきこまれました。主人公の状況が切なくもあるのですが、せなけいこさんのきり絵があたたかみがあって、優しい雰囲気をかもしだしているように思いました。
投稿日:2019/06/28
フィンランドの厳しい寒さと暖かさが、同時に伝わってくるような作品です。ちょっと考えさせられる内容が、大人のクリスマス絵本としてもぴったり。 繊細な貼り絵は、どこをとっても美しく、雪ふる様子が目の前に浮かぶようです。子供と一緒に大切に読みたい絵本です。
投稿日:2018/12/17
全ページ、お試し読みで読みました。 フィンランドのおはなしらしく、とても冷たい雪に覆われた風景と そりがでてきました。 せなけいこさんのやさしい絵と、初めて読むお話に とても引き付けられました。 クリスマスイブからはじまる、不思議なお話でした。
投稿日:2018/12/08
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