「シンドバッドと怪物の島」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

シンドバッドの２度目の旅は、危険がいっぱいというよりも、他の人間が殺されたり、食べられたり、何とも残酷な旅でした。
詳細版はちょっと耐えられないかもしれません。絵にしても不気味なものが多いと感じます。
仮想空間ということで、子どもたちが好んで見ている映画と類似する部分なのでしょうか。
私としては、ただ一人生還できたシンドバッドの強運にほっとしました。

イラストが本格的なので、小学生でも中学生でも大人でも楽しめる絵本シリーズです。
「シンドバッドの冒険」の続編ですが、この後には「シンドバッドのさいごの後悔」もあります。
３部作セットにして、プレゼントにもよさそうだな〜とも感じました！！！
何度も開きたくなる、そんな本格的なイラストが魅力なシンドバッドシリーズです。

アラビアンナイト「千一夜物語」は、どの話もとても面白いです。
特に船乗りシンドバッドの冒険談は、ワクワクドキドキです。
そこここに、日本とは違う、イスラムの思想を感じるところもあります。この絵本の絵は美しく、異国の不思議な魅力に溢れていて、ずっと眺めていれそうです。

前回、やっとの思いで助かったのに、また懲りもせず航海に出かけるシンドバッド。
ますます困難な冒険を続けます。

子どもたちは、自分もシンドバッドになりきって引き込まれていくのでしょう。
シンドバッドの知恵に感心して、勇気をもらうでしょう。
ゲームも面白いだろうけど、こんな面白いおはなしもあるって知ってもらいたいです。

絵と文章がマッチしていて、何度読んでも楽しめます。