「ほたると ばらの花」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

関英雄さんのお話に　いもとようこさんの絵の　絵本です

ほたるは　男の子に捕まえられて　かごの中で　死にそうになるのです
男の子は　死んだと思って　窓から捨てるのです
この男の子は　　生きものの死を　あまり考えずに　簡単に捨ててしまうのですが・・・・

ほたるは　まだ命があったのです
しろい　ばらの花の　なみだの　ひとしずくで　救われます

もの悲しいお話です　　
死にそうになった命に　寄り添う　しろいばらの花

生きる希望を　与えてくれたのです

その姿を冷静に見ていた　あかいばらの言葉に　
しろいばらは　「ほたるは　自分の力で　とびたったのよ」　こう言い切ります

しろいばらから　　寄り添って　励ますとは　
信じることの大切さ　　　そんなことを　教えられました

タイトルと優しい絵に惹かれて図書館から借りてきました。

いもとようこさんの絵だから、優しい絵だったのですね。

蛍は、優しい白いバラの励ましで、生きる気力を取り戻して

立ち直れたと思いました。白いバラの優しい気持ちに応えたくて

飛び立てたと思いました。

「だいじょうぶ。あなたは　とべるわ！」と、勇気づけてくれる人

って、やっぱり必要だと思いました。言葉一つで救われること

ってあると思いました。

主人公はほたるですが、死にかけたほたるに勇気を与えた白いばらと、それを疑問視する赤いばらが印象に残りました。
死にかけたほたるに、涙のしずくを落として息を吹き帰らせた白いばらは、空の星たちをほたるの友だちだと言い聞かせ、空に飛び立つように力づけました。
ほたるが飛び立った後に、赤いばらがそんなことは無理だと呟きます。
どちらが正しいのでしょう。
実は赤いばらが本当の事を言っているのですね。
でも、ほたるには白いばらの言葉が嬉しかったのです。
自分の可能性に向けて、飛翔したほたるを応援したいと思います。