まいごになったおにんぎょう自信を持っておすすめしたい みんなの声

まいごになったおにんぎょう 作・絵:エドワード・アーディゾーニ
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1983年11月15日
ISBN:9784001151442
評価スコア 4.31
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みんなの声 総数 15
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  • ベストパートナーとの出会いを信じて。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    ちいさなお人形のお話し。

    持ち主の女の子は、お人形を気に入っていませんでした。
    ですから無くなったことにも気付かず、探すこともしません。

    スーパーマーケットの冷凍庫に落ちた、ちいさなお人形。
    誰にも知られず、ひとりぼっちになってしまいました。

    ある日、小さな女の子がお人形を発見します。
    しかし「お店のものに触ってはいけない」いいつけを守り、
    見つめるだけの女の子。

    次に買い物に行く時、お人形にプレゼントを持っていきます。
    温かな帽子とコートを縫って。
    また次も、また次も・・・

    女の子はお人形を思い、お人形も女の子を思う。
    どちらも健気でとても可愛らしい!

    もしひとりぼっちだと感じても、きっとあなたを必要としている人がいる。
    あなたを見ていてくれる人は、どこかに必ずいる。

    小さなお人形の喜びが、大きな安心を与えてくれる絵本です。

    スーパーの冷凍庫の底を覗いてみたくなります。

    投稿日:2009/10/13

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    2
  • わくわくする秘密の出会い

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳

    どちらかというと女の子が好きそうなお話かもしれませんが、
    小1の息子も「この本おもしろい!」と喜んで読んでいました。

    とあるスーパーマーケットの冷凍庫のなかに落ちてしまった小さなお人形。
    もともとの持ち主の子はそのお人形を気に入っていなかったらしく
    ぞんざいな扱いでした。ちょっとさみしいな・・と読んでいたら
    別の女の子との出会いがあります。
    その女の子はすぐに持ち帰るようなことはしません。
    (お行儀がいいのです)
    お母さんと協力して、冷凍庫で寒そうなお人形のために豆粒くらいの
    帽子やオーバーを作って持ってゆきます。
    一方、お人形はそれらを喜んで受け入れ、楽しく過ごします。
    マッチ箱をベッドにしたり、冷凍グリンピースをボールにして遊んだり。
    そうしておたがいじっくりと知り合えたころにようやく
    女の子はお店の人に了解を得て、お人形をうちに招き入れます。
    そこにはおあつらえむきのドールハウスが。
    お友達もできて、お互いにハッピーエンド♪
    そんなお話でした。
    ドールハウスで空想に浸りながら遊んでいた少女のきもちに戻れるような、ワクワクする1冊です。
    絵はモノトーンで地味ですが、その分じんわり落ち着いて読める気がしました。

    投稿日:2011/12/09

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    1
  • 夢いっぱい

    小学生の頃に出会い、学校の図書室に他の人にとられないようなところにおいて、毎日読んでいました。
    ごっこ遊びが好きな子供時代、もし人形が友達のように話してくれたら。。とよく思いました。
    そんな気持ちを反映してるかのような、すてきなおはなしだと思います。
    色使いや、細かく描いてるところが何度見ても飽きない
    !と今になって思います。

    投稿日:2007/07/29

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    1
  • 温かい絆。

    このお話,女の子はわくわくするお話ではないでしょうか。
    ひとりぼっちのまいごのお人形に小さな帽子やオーバーを作って届ける主人公の女の子は優しいですね。
    無垢な心の女の子が何とも愛らしいですね。家に持って帰ってお人形をもらってしまわないところにも関心しました。
    この女の子とお人形の絆や関係が微笑ましい1冊です。

    投稿日:2018/10/10

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  • 人形のキュートさとバイタリティ

    まいごになったお人形が、新しい出会いまでのお話ですが、なによりもこのお人形に魅力を感じました。
    どんなに可愛くても、性格が良くても、「性格の不一致」はあるもの。
    人形にとって、最初の持ち主は良い人ではありませんでした。
    そのままでいたら、きっとこのお人形は不幸のままだったのだろうな。
    お人形にとって、迷子になることはとても良い旅立ちだったのです。
    スーパーの冷凍食品の売り場で落とされたお人形は、とても魅力的にたくましく生活を始めます。
    まるで人間のように、人間以上に。
    めげないところが素晴らしいですね。
    「したたかに?」生きていこうとするエネルギーが素晴らしくもあり、コケティッシュでもあり、なんだか魅力的。
    そんなお人形を気にかける女の子が現われました。
    女の子は人形の生活に驚き、惹かれ、そして着る物をプレゼントするようになります。
    人形にとって、とても素晴らしい出会いでした。
    お人形のエピソードは、微笑ましくもあり、ユーモラスでもあるのですが、なにしろ冷凍室は氷の世界。
    人形のたくましさを感じました。
    つっけんどんなレジ係の女性とは対照的なとても温かい母子の家に、人形は連れ帰ってもらうことができました。
    そこで自分の仲間ができたことがさらに良かった。

    とても楽しいお話ですが、考えさせられるエキスもいっぱいでした。

    投稿日:2012/02/18

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  • お人形との出会い

    お人形との出会いが、スーパーに行くのを楽しみになった優しい女の子に出会ってよかったです。やっぱり、独りぼっちではつまらないし、人形にもお友達が出来て話す相手が出来てよかったと思いました。女の子のおかあさんがとても素敵で、青いビロードでオーバーをたってくて、それを女の子が縫ってとてもしっかりしたオーバーが出来上がりました。女の子がおかあさんが見方でとても心強いと思いました。優しい女の子の家の子になってお人形は幸せだと思いました。やっと安住の地を見つけられて安心しました。

    投稿日:2011/09/20

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  • 好感が持てるお話です

    前から読みたかった本ですが、近くの図書館になく取り寄せてもらいました。

    スーパーの冷凍庫に落ちてしまったお人形。

    お人形に気付き、服を作ってあげる女の子の優しさがいいなあと思いました。

    どちらかというと女の子向けなのかもしれませんが、お人形がどうなるのか?息子もとても気になったようでした。

    スーパーのものだから勝手に持って行ってはいけないと思う女の子の行儀のよさにも好感が持てました。

    今時の本からすると地味な印象に感じる本かもしれませんが、子どもたちに読んでほしいお話だと思います。

    岩波の子どもの本シリーズ、やはり良い作品が多いですね。

    投稿日:2009/12/17

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  • 求めあう二人

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    お人形の嫌いな女の子が、スーパーの冷蔵庫に置き去りにしていった人形を、
    買い物に来た女の子が見つけます。
    そして、お人形に服を作って持って行きます。

    その女の子とお人形の心が通っていくところが、丁寧に書かれています。
    感情の表現が少ないので、想像が膨らみます。

    こうして、友だちになった女の子とお人形。
    心の通う友だちっていいなあと思える絵本です。

    投稿日:2008/03/28

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  • ひとりぼっちはつまらない

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    『チムとゆうかんなせんちょうさん』シリーズで有名なアーディゾーニと同じ作者……と思ったら、これは文がエーンジェルダ・アーディゾーニ、絵がエドワード・アーディゾーニになっています。エーンジェルダがだれなのか(奥さんかな?)興味をひかれますが、この本は確かに「チム」よりは女の子向きかもしれません。それでも、我が家の年長の息子は手作りやお人形が好きで、作者は違いますが『ティリーのねがい』『人形たちのクリスマス』など、ドールハウスを思わせる本が好きです。その中でこの本は「やっぱり何があっても、ひとりぼっちじゃつまらないんだなあ」としみじみ実感させられる面白い本だと思います。舞台がスーパーマーケットというのも子供には身近に感じられるようです。

    投稿日:2007/02/09

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