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きょうはよいてんき自信を持っておすすめしたい みんなの声

きょうはよいてんき 作・絵:ナニー・ホグロギアン
訳:あしのあき
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1978年
ISBN:9784593500222
評価スコア 4.31
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みんなの声 総数 12
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  • この世は厳しい!

    そこにあったおばあさんの牛乳を飲んでしまったために、しっぽをちょんぎられてしまったきつね。仲間のところに戻って笑われないために、しっぽを返してもらわなければなりません。でも交換条件はなかなか厳しく、そう簡単にはいきません。最後にはやさしい人に助けられて無事にしっぽを縫い付けてもらえましたが、牛乳はずいぶん高くついたようですね。この世は甘くないようで、しかし、無条件の優しさに助けられることもある、意外に奥の深い話だと思います。

    2歳の息子に読みました。交換条件というのがまだあまりよく理解できていないようですが、それでも話の繰り返しを楽しんでいました。

    あまり馴染みのないアルメニアの民話ですが、あまり文化の違いを感じることなく読めるような気がしました。

    投稿日:2010/07/25

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    2
  • このきつねは凄い。

    よい天気でのどがからからで、ミルクを飲む。飲んだことから散々なものに変わる。
    ミルクを欲しいのなら牛を。牛は草・・・・。つながりのあるものを注文するけど条件がある。でも最後には優しい人に助けられてホッとしました。
    よんでいるうちに、どこまで、交換条件が。と思いました。
    その条件をみたしたから、めでたしめでたしですね。

    私も、一度ですが、散々な目にあいました。いろいろな条件を言われ、仕事をしたことです。3人に頼まれたのはいいけどとんちんかんな申し出。とりあえず、勤めを果たしましたが、周りの人も自分のことは自分で始末するような所なので誰も言ってはくれませんでした。
    初めは目の前のものを欲しくてもすぐに取ってはいけませんね。きつねも、おばあさんにひとこといってくれればいいけど、このストーリーは、きつねが困ったいろいろなものを助けている。自分の始末も荘ですが、まわりを助けていた。立派なきつねです。
    悪いことをしたら、倍に帰ってきますね。

    私たちもよく言います。「食べ物の恨みはこわいぞ!」と。

    投稿日:2007/06/18

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  • ドキドキ

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    コールデコット賞受賞作品ということで読んでみました。

    交換条件をいつまで続けないといけないの?
    このままきつねはずっとしっぽをつけてもらえないんじゃないの?
    と思えるぐらい、ずっと続く交換条件の連鎖には
    ドキドキさせられます。

    でも、最後にやさしいおじいさんに助けられてよかったね。
    私はこのおじいさんのような人になれているかと
    ちょっと反省しました。

    投稿日:2019/01/18

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    1
  • 天気がよくても

     「きょうはよいてんき」、確かにそうです。全ページでおひさまが輝いています。だからといって、物事がうまくいくとは限らない、、、。
     
     アルメニアの民話ですが、普遍的なお話だなと思いました。繰り返しが続くのは、昔話らしいです。キツネの記憶力にびっくりしながら、楽しく読みました。じわじわとおもしろくなってきます。

     おおらかな絵と、余白が効いたレイアウトがすてきです。さすが、コルデコット賞受賞作品だなと思いました。

    投稿日:2012/10/03

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    1
  • 涙ぐましいきつねの説明

     アルメニアの民話を素材に作られた作品ということで興味を持ち読みました。

     薪拾いに夢中なおばあさんのミルクを飲み干してしまったきつねが、おばあさんにしっぽを切られ、それを取り返すまでのお話です。

     ミルクを返せとおばあさんに言われたきつねが、牛にミルクを乞いに行くと「草をくれたら・・・」といわれ、原っぱは「みずをくれたら」といい、小川は「水差しをもってきたらね」と、お話は終わりの無いように延々と読者ときつねをドキドキハラハラさせてくれます。
     
     中でも涙ぐましいのは、きつねの説明。
     積み上げ歌のように、お話の後ろのほうへ行くごとに説明が増えていき、読み手は笑いつつもちょっとキツイ、かも(笑)。
     
     こういうスタイルのお話は、かつて幾つか出会った事がありますが、この作品は、やはりしっぽをもとどおり丁寧に縫いつけてもらうというエンディングが魅力的です。
     大人は最初からドキリとしますが、子どもは意外にあっさり受け入れお話に入っていけそうです。
     そして、この めでたしめでたし ですからうけると思います。
     読まれる方は、少々覚悟を(笑)。
     
     おばあさんの服装、特にスカーフの巻き方にもアルメニアの風土を感じとることができました。

    投稿日:2011/02/22

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  • きつねの事情

    きつねがおばあさんのミルクを飲んでしまったために、とんでもないことになりました。
    おばあさんに尻尾を切り取られてしまったきつねは、尻尾を縫いつけてもらうために、ミルクを持ってこなけれなりません。
    その道のりの長いこと、長いこと。一人の親切なおじいさんの親切のお陰で、順番にきつねに課せられた注文が解決していくのですが、その連鎖がとても不思議でした。
    すべては、天気が良かったせいですか?
    タイトルから想像できない内容なのにもビックリです。

    投稿日:2020/04/01

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