今年の1月に新年の一般参賀で皇居に行ってきました。
娘はそこで「天皇」という存在を初めて意識し、「どうも偉い
人らしい」と思ったらしく「天皇って神様?」と訊いてくるのです。
なので、日本の始まりから伝えてあげられる絵本がないかなあと
思っていたところ・・AAさんのレビューを読んで「これだ!」と(笑)。
昔、古事記は読んだことがあったのですが、古事記を読むには
まだ小さ過ぎる子どものために、こんな絵本があったのですね。
絵本とはいえ、小さな子どもには馴染みのない難しい言い回しも
ありますし、まあ、神様など、はなっから馴染みのない存在ですから
どうかなあ?とドキドキしながら読んだのですが、きちんと聴いて
くれました。よかった。赤羽さんの絵はこんな物語にはぴったりの
絵ですし、舟崎さんの文章も(難しい言葉は使ってはいても)わかり
やすかったのかな?舟崎さんといえば、私はどうしても「ぽっぺん先生」
のイメージが強いのですが、こんなアカデミックな匂いのする文章も
書かれるのですね♪
古事記を読んだ時、黄泉の国のくだりではもっとグロテスクな感じを
受けた記憶があって・・怖がりな娘だから泣いちゃうかな?と心配も
したのですが、これまた少し怖くはあるけれど、グロテスクさはあまり
感じない表現になっていてよかったです。
このシリーズ、まだ1冊しか読んでいないのに、手元に置きたくなって
きてしまいました。実は2巻はもっと楽しみだったりして。天岩戸が
飛んで来たと言われている山が地元にあって、いつも説明していたのです♪