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12件見つかりました
日本の昔話だけでなく、中国の昔話絵本もたくさん出している赤羽さん。 この本は高学年以上の読み聞かせに向くリストにもありました。 私も読んでみて、高学年以上で読んでみたいと思いました。 ゆりの花を助けたその後は『つるにょうぼう』に似た感じもあります。 トーリンが怠け者になったため、娘が家を出て行く場面、表紙にもなっていますが、金鶏鳥に乗って出て行く場面が、 とてもダイナミックで色遣いも鮮やかだと思いました。 ゆりの花、あかりの花、金鶏鳥の赤、色彩的な美しさもあるお話です。 それだけでなく、一旦怠け者になったトーリンがまた元通りの働き者になるのか といった心の動きの方もまた一つの見どころで、深い味わいのある昔話だと思いました。 赤羽さんの昔話絵本はその裏に徹底的な取材や時代考証があるので、安心して読める昔話絵本だと思います。
投稿日:2010/12/29
図書館で見つけ、赤羽さんの作品だということで手にしました。 「ももたろう」等の日本の昔話や「スーホの白い馬」も印象深いですが、こちらの作品にも圧倒されました。 特に表紙絵にもなっている金鶏鳥が娘をのせ飛び立つシーンは素晴らしく、中国の民話を思わせるという意味でも、鮮明に心に残っています。 お話の内容も神秘的。 一輪のユリの花が美しい声で歌い出す。 あかりがぱっと赤い花になって開き、美しい娘が現れる。 幸せとは何か?を考えさせられるストーリーも味わい深く、私的に☆5つ以上の作品です (^o^) 小学生以上にオススメします。
投稿日:2011/04/07
働き者のトーリンの元にやってきた、あかりの花からあらわれた娘は、裕福になり働くのをやめたトーリンの元から去っていってしまいます。読んでいる途中から子供が「働かなきゃ!働かなきゃ!」と心配し、何もかも失って、また働き者に戻ったトーリンの元に娘が戻ってくると、ほっとしていました。しあわせってなんだろうって考えさせられる話です。
投稿日:2011/03/09
働き者のトーリン。 トーリンの流した汗にユリの花が咲き、そして歌いました。 トーリンが持ち帰ったユリの花から美しい娘(名前は?)が現れます。 読んでいくと、娘はトーリンの汗の結晶だったと気がつきました。 だけど、トーリンは娘と暮らすうち、裕福になり働くことを厭うようになります。 娘はトーリンの働く姿が好きだったのです。 娘は怠け者になったトーリンに働くよう哀願しますが、それも叶わず一人黙々と働いていると金鶏鳥に月の世界に連れ去られてしまいます。 だいたいの物語はここで終わるのです。 そして、だから怠けてはいけないんだと戒めに使われます。 この物語には救いがありました。 怠け者になったトーリンが、次々に物を売って糧を得ているうちに娘の残した刺繍を見つけます。 その刺繍には、二人で働いた思い出が描かれている。 トーリンは再び働き始めました。 そして、また娘と再会しました。 今度はトーリンの流した涙が娘を呼び戻したのです。 二人は幸せに暮らしたというハッピーエンド。 過ちや道を外すことはあるけれど、もう一度やり直そう。 これはなにかかにかと、成長過程で悩める子どもたちにお薦めの展開。 十五夜がキーワードになった物語。 かぐや姫とは関係はなさそうですが、ぬくもりのある物語でした。
投稿日:2010/05/06
3歳の息子には少し難しかったようですが、 もうすぐ4歳の娘、6歳の息子にはちょうど良かったように 感じます。 昔話特有の話ではありますが、 それよりは話が深い気がします。 大切な人と、豊かさを手に入れたトーリンは 次第に働かなくなります。 しばらくして、大切な人である娘もいなくなり、 失ったものの大きさに気づいてまた働きだします。 最後には娘も帰ってきてくれて、また幸せになるというはなしですが、 6歳の息子は、 「やっぱりはたらかなあかんな!」 と言っていました。 またもう少しみんなが大きくなったら読んであげようと思います。
投稿日:2009/09/04
読んだあと 娘が言いました。 「なんだか つるにょうぼう みたいやね。」 この本では女房になるのは 百合の花の化身です。 夫婦一緒に貧しくとも一生懸命働いえているとき。 お嫁さんの織物が高く売れて 怠け者になる若者。 昔話よ好んでよく読む娘は じっと聞いていましたが、お嫁さんが若者の前からいなくなったときに 「やっぱり」 と小さく つぶやいていました。 いなくなってしまうと 帰ってこないのが娘のこれまでの昔話パターンでした。 でもこの絵本は違うのです。 一度間違ったら おしまいなのではなくて、 反省して行動で示せば 人は許される・・ みたいなメッセージを感じました。 「よかったね。 悪くっても ずっと嫌われてるのって かなしいもんね。」 読んだあとの娘の一言に この絵本を読んでよかったな・・なんて思った母でした。
投稿日:2008/12/29
鶴のおんがえしに似ているおはなしです。 灯りの中から、赤い花が咲くところが幻想的で、かぐや姫にも似ています。 どちらも、むすめは帰ってきませんが、このお話は過ちを犯した主人公が反省し、元の生活に戻ると、 むすめが帰って来てくれました。 中国人の心の広さを感じます。 むすめがいなくなって、トーリンが見つける刺繍した布にじーんとしました。 赤羽さんの絵がおはなしにぴったりです。
投稿日:2007/07/24
5歳からの本をあえて4歳の娘が択んできたので読みました。絵と文章が難しかったものの私自身が読みながら解説を加えていきました。昔話にはよくあるお話ですがこれは珍しい?ハッピーエンドのお話で子供に読むにはよかったと思っています。まだいまいちピンと来ない内容だったようですがなぜか好きなようです。もう少し大きくなったときにこういうことなのかと本来の意味、内容を分かってくれるのではと思い、また読み聞かせたい本です。
投稿日:2002/06/28
昔話でよくあるパターンの 裕福になったら働かなくなって、 また貧乏になるパターンかと読んでいたら、 そこで終わらず、ハッピーエンドになり、 読後感もいいし、読みごたえもありました。 いろんな昔話がありますが、 救いようのないお話やただたただラッキーな話でなく、 こういうお話が読んでいて好きです。
投稿日:2020/05/13
小学校高学年の子どもたちに紹介しました。 おはなしは、中国苗族の民話で、 トーリンという若者とユリの花からあらわれた美しい娘の 愛の物語です。 君島久子さんの文章は、 とてもシンプルに淡々と情景や心情が描かれています。 音読だったり読み聞かせをすると、 文章の素晴らしさが一層よくわかり、 心打たれます。 また、赤羽末吉さんの描く世界が、とても美しく おはなしの世界に引き込まれます。 昔話や民話には、 その国ならではの文化が色濃く表現されています。 絵本を通して、 子どもたちに昔話や民話の魅力、 そしていろいろな世界に触れて親しんで欲しいと思います。
投稿日:2015/05/12
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