新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

おっきょちゃんとかっぱ自信を持っておすすめしたい みんなの声

おっきょちゃんとかっぱ 作:長谷川 摂子
絵:降矢 なな
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1997年08月
ISBN:9784834014648
評価スコア 4.78
評価ランキング 508
みんなの声 総数 95
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  • 子供が求める要素が全て入ってる

    「めっきらもっきらどおんどん」のコンビが手がけた絵本という事で、これもちょっと怖くて面白いお話かと思ったのですが、それ以上の要素が詰まっていました。
    まずは怖さ。コミカルだけど少し怖いカッパが登場します。特におっきょちゃんが大きなカッパに取り囲まれている場面はヒヤヒヤもの。
    そして面白さ。カッパを怖がる素振りすら見せず、飄々とカッパの世界に飛び込んでいくおっきょちゃんと、それに翻弄されるカッパ達の姿は見ていて痛快です。
    それに加え、水の中の美しさ。お祭りでおっきょちゃん達が吹いた七色のあぶくが出るみずぶえの、なんと幻想的なこと!
    そして冒険。人間に戻るためにおっきょちゃんとガータロが辿った道は、驚く場所につながっていて、おっきょちゃんはこれまた仰天の方法で人間界へと戻されます。
    そして切なさ。ガータロがおっきょちゃんと別れる場面は、思わずホロリときてしまいます。
    面白くて、ちょっぴり怖くて、綺麗な世界を見て、ワクワクする冒険をして、切ないお別れをして、また安心出来る場所に戻ってくる。
    子供達にとって最高の物語ではないでしょうか。

    投稿日:2016/07/10

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    2
  • 楽しくて、すこ〜し怖い 不思議なお話

    河童の世界に行ってしまうおっきょちゃんという女の子のお話。懐かしいようでちょっと怖い、、、そんな河童の世界が描かれています。
    ほんのりさみしさの残るラストが、また心に残ります。

    お話も面白いのですが、絵がとっても素敵。
    水の中の色彩もあざやかで、わぁきれい!と娘と同時に言ってしまったほどです。

    投稿日:2014/05/18

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    1
  • 子どものせかい

    おっきょちゃんとかっぱ、題名も素敵な絵も昔話のような、それでも新しく、魅力的な絵本です。読んでいてふっと懐かしい気持ちになったりドキドキしたりしました。
    子どももカッパの世界、おまつりの風景にみいっていました。
    想像力豊かな子どもたち。やっぱり、子どもにしかわからない世界があるきがします。
    赤いカッパのガータロ、子どもたちには本当に見えるかもしれないですね。
    楽しい気持ちと、少し不安なドキドキの気持ちいろんな気持ちがあふれてくる絵本です。

    投稿日:2014/03/15

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    1
  • 心地よい感じが胸に残る

    図書館のブックトークで勧められた絵本です。夏休みに子どもたちと読むのにぴったりのお話でした。みずみずしく色彩豊かな絵に心をうばわれ、大人も自分が小さかった頃を思い出して、とても懐かしい気分になります。関西弁の語り口調もやさしくて、温かな気分になりました。
    カッパの子どもガータロに誘われたおっきょちゃんが、水の中のカッパの世界で遊びにいきます。おまつりのもちを食べて水の外のことを忘れてしまうところでは、ドキドキしてちょっぴりこわくなりますが、最後にはホッとして、心地よい感じが胸に残ります。
    帰ってきたおっきょちゃんが、カッパの世界のことは忘れてしまったけれど、泳ぎがとっても上手になっているというラストが、また嬉しい気持ちにさせます。

    投稿日:2012/07/27

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    1
  • 幻想世界へようこそ!

     「めっきらもっきらどおんどん」が好きな6歳息子に読んでみましたが、こちらはちょっと怖かったようで少し不評でした。それでも私としては秀逸な作品だと思うので、五つ星で!

     カッパの国のお餅を食べたら、人間の世界のことを全部忘れてしまったというのが怖かったらしいです。どんなにカッパの国が楽しくても、やっぱり本当のお父さんお母さんが一番ですもんね。

     おっきょちゃんが自分の布人形を見つけ、記憶を取り戻し、泣いてしまうあたりは読んでいてもつらかった。でも、ガータロや家族もいい人(カッパ?)でホッとしました。

     最後はめでたしめでたしでしたが、カッパの国のことをすべて忘れてしまっていたのは良かったような寂しいような・・・でもカッパ並みに泳ぎが上手くなったおっきょちゃん、いつかまたガータロたちに出会える日が来るかも・・・

     お話は勿論、挿絵も素晴らしく、幻想的な色遣いに大胆な構図、のびやかな動きなど、素敵な作品だと思います。

    投稿日:2011/06/03

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  • やっぱり私人間がいい

    昨年の夏読んで、気になっていた絵本をもう一度読んでみました。

    カッパのガータロに誘われて、カッパの国に行ったおっきょちゃん。楽しくて、人間でいたときを忘れていきます。
    それを思い出させてくれたのはお母さんの作ってくれた人形。
    思い出せば思い出すほど、元の世界に帰りたくなったおっきょちゃん。
    ガータロとそのお母さんが、おっきょちゃんの帰りを手伝ってくれました。

    カッパの世界の楽しさ。打解けてしまえば、とても仲のいい社会でした。
    それでも自分はカッパじゃない。
    帰りつけるだろうか?はらはらどきどきさせる絵本です。
    スイカの中に入って人間社会にもどったおっきょちゃん。
    夏向きの絵本だと思います。

    そして、日本の情緒感にとても訴えるものを持っています。
    この絵本を見直して気になったのは、お母さんの作ってくれた人形。
    人間社会に戻れたスイカの中にそっといました。
    ページを戻せば、おっきょちゃんが一人裏の川で遊んでいたとき遊び相手はこの人形でした。
    人形と遊びあきたときにカッパが登場したのでしょう。
    最後には友達と遊んでいるおっきょちゃんですが、標題紙のところでは水遊びする子どもたちから離れ一人服を着ています。
    友達から相手にされず、さびしくておっきょちゃんは人形と遊んでいたのです。
    おっきょちゃんは一緒に遊べる友達が欲しかったのです。
    カッパの世界は楽しかった。
    でも、自分は人間。
    人形がおっきょちゃんに自分を取り戻させてくれた意味は大きい。
    そして、人間の世界に戻れたことはとても良かったけど、戻れないかもしれないという不安感をこの絵本は伝えてくれています。

    一人ぼっちだったおっきょちゃんと人形のことをいかに浮かび上がらせるかが、この絵本を読む上でのポイントだと思いました。

    投稿日:2009/08/21

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    1
  • 色遣いがとにかくたまらない!!

    私自身子供の頃気に入っていた本で、今は娘のお気に入りです。お話もさることながら色合いが好きだったなとうっすら記憶していたのですが、インク沼(とくに青緑色が大好き!)に片足突っ込んでしまった今見ると記憶以上の美しさにハッとしました。水の中の絵なんて飾っておきたいくらい綺麗です…!
    小道具もなかなか素敵な描かれ方をしています。お祭りでおもちゃを買うシーンで「ママこれ欲しいわ」とつぶやいたらすかさず娘も「わたしも」と言っていました。
    また、おっきょちゃんがおもちを食べるシーンでは「パパは一番に忘れられちゃうのかぁ〜」とパパしょんぼりでした。笑

    投稿日:2024/03/15

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  • 美しい色使いに引き込まれます

    私が子供の頃から大好きな絵本で、娘にも何度も読み聞かせしました。

    お話ももちろん素晴らしいのですが絵の色使いが本当に綺麗で引き込まれます。
    私は水笛のページが特に好きなのですが娘が初めて見た時に「うわーきれいだね!〇〇もみずぶえほしいなぁ」と言っていてすごく嬉しかったです。

    お祭り、未知の生物、スイカなど子供が好きな要素も沢山あるので夏に親子でじっくり楽しみたい1冊です。

    投稿日:2023/06/26

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  • 不思議な世界。

    このおふたりの絵本。
    いつも面白いので表紙だけ見て借りました。

    5歳なりたての息子にはちょっとまだはやかったかな?と正直な感想ですが、

    とっても不思議な世界に迷い込むお話。

    文章が長いのと独特な言い回しもあるので、読み手は何回か練習してから読むほうが、聞き手は聞きやすいかもしれないですね。

    私はおっきょちゃんがなかなか上手に読めなくて・・・。滑舌悪い。笑

    そして、内容は冒頭にもお伝えしたようにとっても不思議な世界な迷い込むお話。

    おっきょちゃんはきよという名前の女の子。

    夏に川遊びをしていると、川からカッパが現れてカッパの世界に迷い込みます。

    カッパへのプレゼントにきゅうりを渡したおかげですっかりカッパの世界に受け入れられたおっきょちゃん。

    カッパの世界の食べ物を一口、二口食べるうちに人間の世界のことを忘れてしまいます。

    ここでちょっと息子は深刻な顔に。笑

    お母さんのことも忘れて、カッパの世界で楽しく暮らすおっきょちゃんですが、ある人形をきっかけにお母さんのこと・家族のことを思い出します。

    さあ、おっきょちゃんは元の世界に戻れるのか!?

    息子も緊張した様子で聞いていました。
    5歳の子供にとって、家族のことを忘れてしまうことほどこわいことはないですよね。

    まさかのスイカの使い方にはびっくりですが、カッパたちは悪者ではなくて本当によかったです。

    読み終わったあと、川でカッパに会っても着いていっちゃダメだよと私が言うと真剣な顔でうん。とうなづいていた息子なのでした。笑

    投稿日:2022/12/23

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  • おっきょちゃんは小さな女の子。裏の川で遊んでいると、カッパのガータロが呼んだ。お祭りのお客さんになれ。うん、行く。お祭りの着物にきがえて、おみやげを持って行くで、待っててな。水の底のお祭りは楽しかった。お餅をもらって食べると、水の外のことを全部忘れてしまいましたが、大好きだった人形が川の底へと沈んできたおかげで、元の自分のことを思い出すのです。人間の世界へと戻って来こられた時はホッとしました。

    投稿日:2021/02/07

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