タイトルを見て、犬の名前かなと思い開きました。
面白い発想です。
犬が、主人公。
この犬が、人間を飼っている気です。
人間の女の子につけた名がローバーでした。
この犬の人間観察の表現が面白い。
夜、ぼくは、ローバーを寝かしつける。
で、笑っちゃいました。
公園で、犬に向かってボールを投げ遊んでやっているつもりのローバーも、犬から見ればこうなんですか。
夏の海の様子の観察も楽しい。
浜辺で、昼寝をしているローバーの両親の横のカップルを、
男と女が寝ころんで、お互いをかじりあっていた。
で、爆笑です。
昼寝をしている間に、いなくなったローバー捜しも、この犬のペースで、とてもユニークです。
両親のあわてている姿も、犬の目から見ればなかなかクールなものです。
それにしても、学習能力のある犬だなと、ラストで再び吹き出しました。
絵が、明るくユーモラスです。
吹き出しもあって、説明まで加えられていて、見応えがあります。
毛についてのページは、息子にうけました。
「大人な犬だな。こんな風に思っているとしたら、やっぱり子犬から飼いたいね。」と息子。