「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」記念すべき、第1冊。1979年に出版され、2019年で40周年。私が読んだのは第52冊(2005年)の版で、巻末の角野栄子さんの写真がお若い!(今もチャーミングです)
レストランに住み着いているおばけのアッチは、食いしん坊。人々を脅かして食べ物をかすめ取って暮らしています。ある日、素敵なスパゲッティ(ミートソースかな?)を作っている女の子の家におしかけ、脅かしてスパゲッティを横取りしようとしましたが…肝っ玉の太い女の子に逆にやっつけられてしまいます。アッチはとうとう泣き出してしまい…(後は、読んでのお楽しみ)
最初の方に、やりたい放題のアッチが好きな食べ物が紹介されています。「カステラの下の茶色いべたべたしたところ」など、結構グルメ。美味しいところだけ食い逃げして、メタボの少年になっています。
自分の思い通りにいかないと癇癪を起したり、なかなかのワガママお化け。子どもをよく観察して書かれていると思われました。
大人になっても、こういう人、いますね!
食事のマナーが汚い人、思い通りにいかないと怒鳴る人、脅してでも自分の欲しいものを手に入れようとする人…
アッチのように、素敵な肝っ玉お姉さんにガツンとやられて、軌道修正して欲しいと思いました。
女の子が大胆で、勇気があって、根性が太くて、料理上手で最高です!ユーモアもある。こんな素敵なお姉さんを目指して、日本全国の幼児の皆さんに、是非とも頑張っていただきたい!と思います。もちろん、私もそっちの方面に女子力を高めていきたいと思います。どうぞよろしく。