子どもってパトカー大好きですよね。車に乗って通り過ぎるとき、何も悪いことしていないのに、なぜか親の私はドキドキするのですが・・・。そんな、おもちゃのパトカーが繰り広げる冒険物語です。
パトカーのピーすけは、この頃出番の少ないおもちゃになりましたが、男の子の初めてのおもちゃでした。砂場で遊んでいる時に、突然雨が降り出してピーすけだけ置き忘れられます。公園に残されたピーすけは、同じく忘れられたうさこと一緒に家に帰ろうとします。さて、ふたりは無事に家にたどり着けるかな?
ピーすけは、「パピプペポ」で、自分の気持ちを短く表現しているのが、言葉以上に悲しい気持ちや、うれしい気持ちなどが読み手に伝わってきます。
おもちゃはどんどん増えますが、やぱっりお気にいりのおもちゃは、いつまでも宝物なんですよね。ラストで、男の子が公園にピーすけを探しにいくところだったことが分かって、子どもたちは安心したみたいです。