おやゆびトム―ペロー童話自信を持っておすすめしたい みんなの声

おやゆびトム―ペロー童話 作・絵:リディア・ポストマ
訳:矢川 澄子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1984年04月20日
ISBN:9784834009705
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 5
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  • 人喰い鬼の絵がこわい!

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    小さなトムが生きるために人喰い鬼を欺いてお金を手に入れるお話です。
    初めの方は、ヘンゼルとグレーテル。後半はジャックとそら豆のような展開でした。
    トムの機転や知恵は素晴らしいのですが、ちょっと人喰い鬼への仕打ちがかわいそうなような・・・。でも自分が生きるためにはしかたなかったんですが。絵の気持ち悪さと迫力もあいまって、なかなか残酷で怖い絵本でした。娘は、なんかおもしろくなさそうとなかなか手に取りませんでした。

    投稿日:2017/05/10

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  • ペローの童話はどこか不気味で残酷です。
    人食い鬼に見つかって危機一髪かと思えば、トムの機転で殺されたのは人食い鬼の娘たち。
    怖〜いおはなしなのですが、文と絵両方を手掛けたポストマのアレンジと矢川澄子さんの訳が、オブラートにくるんだような作品に仕上げたように思います。
    ポストマの絵は、不気味さもありながら、子どもたちと親の対比を大きさについても表情についても固定化させていないし、人食い鬼たちと子どもたちについても固定的な描き方をしていないのが特徴。
    怖いばかりではないところが不思議でした。
    それにしてもこのお話、さまざまな童話を連想させるようなパーツから成り立っていますね。

    投稿日:2014/01/05

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  • 本当に怖いもの

    最近グリム童話に興味を持ち、読んでみました。

    童話と言えども、結構深い内容です。表面的には、小さいけれど賢いトムの知恵により、兄弟と両親が幸せになる話ですが、背景に中世のヨーロッパの貧しい人々のやるせない日々の暮らしが見えてきます。

    貧しくて今日の食べ物にも困るほどの生活をしている夫婦が7人の子供たちを養えないからと森に捨てに行きます。現代なら、だったら生まなきゃいいのに、となりそうですね。また、兄弟が最初にトムの知恵で小石を辿って家に帰り着いたとき、夫婦は以前貸していたお金が戻ってきたとかでご馳走を食べています。子供たちが戻ってほんのひとときだけ幸せが戻りますが、そのお金もすぐに使い果たしてしまう・・・。貧しさ故の愚かさに腹立たしくなります。にもかかわらず、最後に人食い鬼から奪った金銀宝石で「めでたしめでたし」。思わず、そういうお金は・・・!と言いたくなってしまいます。

    怖いのは鬼ではなく、人間の愚かしさ、無知蒙昧さのような気がしてなりません。

    昔の人はこんな話を語り継ぎながら何を感じたのでしょうか。

    この話は初めて読んだのですが、『ヘンゼルとグレーテル』と重なる部分があるのですね。読み比べると面白そうです。

    投稿日:2011/01/11

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