近所の図書館でこの紙芝居を見つけてきました。
子どもの頃に祖母だったか、母だったかがこの「はちかつぎ姫」の絵本を買ってくれたんですよね〜。
今はもう、実家にあったはずのその絵本がどうなったかわかりませんが、子ども心に当時やはり持っていたディズニー版のしらゆきひめの絵本よりロマンを感じました。
この作品の画は池田仙三郎さんが描かれています。
表紙の幼いころの「はちかつぎ姫」の姿は、おめめぱっちりで、ちょっと笑ってしまいました。
わたしが覚えている内容に比べて、かなり端折ってある気はしましたが、このくらい簡潔な方が今の子たちにはわかりやすいと思います。
「はちかつぎ姫」のお話の舞台は室町時代の頃で、実際昔話として語りだされたのはかまくら時代だと、松本新八郎大学教授は解説してくれています。
ところで、「はち」って、なんだかわかりますか?
大きな(たぶん漆塗りの)お茶碗みたいなもので、辞典によると
「皿より深く、壺よりは浅く、口の開いた容器のこと」らしいです。
継母ものでそれなりの冒険があり、最後はハッピーエンド!しかも主人公は女の子。このお話を最初に考えた方はすごいですね〜。
紙芝居にするとたかが12画面で終わってしまうストーリーですが、ワクワクします。
ぜひ、たくさんの人に知ってほしいです。