「ロンドン橋でひろった夢」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

お母さんが読んで聞かせるお話シリーズの１冊です。
香山さんが読み聞かせに適した各国の昔話を取り集めていて、アラカルトのようになっているので、子どもにとっては魅力的な本かもしれません。
でも、テーマがまちまちのお話を、みごとな影絵で表現している藤城清治さんの挿絵がなんとも素晴らしいのです。
話が主体になっているので、絵を楽しむのは子どもではなくて読み手のようです。
なんだかお得感のある一冊でした。

影絵がとてもきれいで見ごたえがあります。
ステンドグラスの美しさにはためいきが出てしまいます。色とりどりのガラスの破片を、ひとつひとつ切り取っているんだなと見いってしまいました。
日本のお話、外国のお話、いろいろあって楽しめます。

子供に「きれいな絵だね」と言ったら、子供は「顔が黒いよ」と言っていました。うちの子どもが、影絵のすばらしさを知るのは、もう少しあとかなと思いました。