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ターちゃんとルルちゃんのはなし自信を持っておすすめしたい みんなの声

ターちゃんとルルちゃんのはなし 作:たかどの ほうこ
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1996年10月
ISBN:9784752000532
評価スコア 4.25
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みんなの声 総数 3
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  • 「やったね、自分」主人公と一緒に味わう

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    なわとびとか、鉄棒の逆上がりとかって、子どもたちが成長していく上で、乗り越えたいハードルの一つではないかと思います。
    それに「ひとりでどこかへ行く」って、ことも!
    成し遂げたときには、なんだか今までの自分とは一回り違って見えて、「やったね、自分!」って、思えたりしませんか?

    たかどのさんの、子どもの気持ちにそっと寄り添ったような主人公たちが、読んだ子どもたちにも共感を呼ぶのではないでしょうか?

    可愛いイラストがあちこちに散りばめてあるし、文字の大きさも行間も大きめで、漢字に振り仮名も振ってあるので、興味さえあれば幼稚園(4,5歳)くらいのお子さんからでも読めると思います。
    前半の主人公・ターちゃんとこう本の主人公・ルルちゃんのかかわり方も面白いです。

    投稿日:2010/11/01

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  • キラキラした時間

    日曜日にあった出来事が、ターちゃんとルルちゃんの2人、それぞれの立場から語られます。

    1話は、なわとびの練習をしているターちゃんです。ターちゃんが道で花屋の場所を聞かれたのがルルちゃんです。でも二人はお互いの名前を知りません。

    2話で、おばさんのうちを訪ねて来たルルちゃんのお話になります。大人が読むと関連性が想像できるのですが、息子はルルちゃんのお話の途中になって「あっさっきのお話が入っている」と気付いたようでした。

    読んでいて、子どもの気持ちの描写の巧みさに感心しました。ターちゃんがお母さんから縄跳びを買ってもらったときの気持ちはちょっと複雑でした。「うれしいのと、つまらないのと、いちどに はんぶんずつのきもち」です。新しいので嬉しいのですが、学校にあるのとそっくりで地味なので「きれいでもすてきでもなくて」つまらないというわけ。

    なわとびが上手にできたり、知らない場所に一人で出かけたりする。大人になると何でもないことばかりですが、子どもの頃って、毎日ができないことに挑戦する、ドキドキハラハラ、そしてできた時の嬉しい瞬間。そんなキラキラした時間だったのだなと、読んでいて子ども時代を思い出しました。

    子どもたちには、毎日の身近な出来事なので、共感できると思います。

    投稿日:2007/12/11

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