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中学だったでしょうか、道徳の教科書にこの「ぼくのお姉さん」が掲載されていたものを読んだことがありました 図書館で借りて読んでいくうちに思い出したのですが、また同じ所で泣いてしまいました・・・ 6つのお話の中には、このまま終わってしまうの・・・?と感じるものもありましたが、おそらく読み手を悩ませ、考えさせるためなのでしょう はじめにの言葉の中でその説明らしき個所もありました ひとの心の痛みがわかる「人間」になる・・・ わかりながらもそれで良しとする少数派の人間も存在することも、視野に入れたお話もあります 大人も読んでください そしてもう一度「道徳」という授業を思い起こしてみては・・・
投稿日:2010/11/29
6編のお話から構成されています。 それぞれが、養護学校に通う障害児が主人公です。 障害を持つってどういうことなんだろう。 理解よりも偏見が先立つのが現実社会です。 そして彼らも生きているし、判りづらくても自分があって一生懸命表現しようとしているのです。 本のタイトルともなっている第一話で、私は完全に泣いてしまいました。 養護学校に通うお姉さんが初めてもらったお給料で家族に御馳走をしようとするのですが、それを家族みんなで受け入れてあげるストーリーで家族愛が濃縮されています。 話すことができない子どもをいじめて嘘をつく少年、障害者だからといって世間に出せないと思う親…、子どもの世界大人の世界の中で障害者の位置が様々に描かれています。 大人のための教科書のような本でした。
投稿日:2010/10/31
この本はよくおすすめ本に紹介されていたのですが、 障害者をテーマにしたおはなしということもあり、 おそらく重たい話だろうなと読むパワーがいるなと すこし敬遠していました。 でも、読んでみると、もちろん軽い話ではないのですが、 とても読みやすく、他の話も気になり 一気に数時間で読んでしまいました。 どの話も他人事でなく、心に染み入りました。 ひとの心の痛みがわかる「人間」になりたいと思いましたし、 息子たちにもそんな「人間」になってもらいたいと思いました。 その為にも、私がお手本を示せるよう、 恥ずかしくない生き方をしていきたいです。
投稿日:2018/11/02
児童書ですが、大人も是非読んで欲しい内容です。 表題作は心温まる素敵なお話で、思わずホロリと泣いてしまいました。 歯型と首かざりは、私自身似たような経験があるため(からかったつもりが結果はイジメだった)とても胸に刺さりました。 我が子が小学生になったら、さりげなく勧めようと思っています。
投稿日:2015/02/20
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