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岩波少年文庫 思い出のマーニー 上自信を持っておすすめしたい みんなの声

岩波少年文庫 思い出のマーニー  上 作:ジョーン・G・ロビンソン
訳:松野 正子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\704
発行日:2003年07月16日
ISBN:9784001141108
評価スコア 4
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みんなの声 総数 3
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  • 高学年に読書によさそう。

    ジョーン・G・ロビンソン作の児童書をよく読んでいる我が家の娘。
    こちらの「思い出のマーニー」のお話は、初めてはステジオジブリの映画版で見ました。
    娘は面白かったとの感想だったので、高学年になる頃にはこちらの文庫本もよさそうに思っています。
    上・下巻あるので、映画とはまた違った深みを味わえそうですね。

    投稿日:2021/01/17

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  • 外側の感覚

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子20歳、男の子18歳

    『WHEN MARNIE WAS THERE』が原題です。
    この題名のニュアンスも素敵ですが、やはり「思い出」と訳出した所が、
    実に全編を象徴しているように思います。
    主人公は孤児のアンナ。
    養父母のところで愛情を注いで育てられていますが、
    今一つ、外側の感覚がまとわりつき、自己肯定ができないのです。
    そんなアンナが、ひと夏、海辺に家に療養にやってきて、
    不思議な少女マーニーと出会うのです。
    しめっ地、入江(クリーク)、そこに建つ古い屋敷(しめっ地屋敷)、風車小屋・・・。
    心を閉ざした少女の心象と、海辺の風景が、目の前に広がっていきます。
    50年ほど前に書かれた、イギリスの児童文学ですが、
    アンナの孤独な心象は今なお共感できます。
    マーニーの正体は、上巻ではアンナにも読者にもわからないままです。
    友情をはぐくむ二人に、下巻では大きな展開が待ち受けています。
    読み始めはゆったりとした流れですが、物語の中盤までくれば、一気に読みたくなるでしょう。
    松野正子さんの上品でていねいな訳文もぜひ味わってほしいです。

    投稿日:2014/08/06

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