ちょうど私が子供の頃に描かれた作品だそうです。
絵本には「文」が出てきませんが、細かく丁寧に書かれた絵は、文章以上にいろんなことを描き出しています。
描かれている世界はちょうど自分の当時のおとうさん。
そうだったなーという暖かい気持ちに包まれました。
我が家の息子に「おとうさんはどこかな?」「今何をしているのかな?」「お仕事ってどんなことしているのかな?」など常にページページで話しかけながら物語を進めていきました。
お父さんって子供にとってはまだ「朝バイバイして”おしごと”して帰ってくる」という漠然とした生活しか思っていないので、いない間のおとうさんの生活が覗けて楽しかったようです。
また、子供にとっては、細かい絵の中からお父さんを探すのがすごく楽しいようで、「おとうさんいた!!!」と見つけるたびに大喜び。
とてもステキな絵本でした。
パパっ子ちゃんや探し物好きな子に特にお勧めだと思います。