子どもの頃に「きゅうりの王様」という作品を読んだネストリンガーの作品です。
オーストリアの作家で、私が子ども時代には、他の作品を読むことができなかったのですが、図書館でたくさんの作品が出ているのを見て、読んでみたくなりました。
息子がちょうど1年生になったばかりで、題名に「1年生」とついていたのも選んだきっかけです。
息子も、入学式や担任の先生との初めての出会いなど、経験してきたことがあって、楽しかったようでした。
ミニは、痩せていてのっぽ。だから幼稚園時代から、背の高いことを指摘されたり、からかわれたりしています。
小学校に行くのも背のことでちょっと憂鬱なのです。
オーストリアの小学校は、学区制でないらしく、子どもの希望で選べるところに、お国の違いを感じました。
入学式に、お菓子を詰めた筒を持っていく点も、文化の違いを感じて驚きました。
自分の容姿のことでコンプレックスを感じたり、まだ見ぬ小学校に不安になったりする感情は、子どもに共通するもので、子どもが共感できる点が何箇所も感じられました。
この作品は、のっぽのミニシリーズとして、シリーズ化されているらしく、続きのお話を読んでいきたいと思います。