アーくんとガーくんが同時に?見つけた大きな“たまご”。アーくんもガーくんも「じぶんのだ!」と言い合い、お互い譲らず・・・。
でもその“たまご”を思う気持ちが、いつのまにか所有者争いよりも大きく大事なものになって、「あたためなくちゃ」「赤ちゃんを起こさないように静かにしなくちゃ」「産まれたら色んな事を教えてあげなくちゃ」という、2人共通の夢になっていきました。
言い争いをしながらも、“たまご”のことを一番に考えて、大切にしているアーくんとガーくんの姿がほほえましいです。
すると、とうとう、“たまご”がかすかに動きました。とうとう産まれるんだと慌ててパニックになっている様子は、赤ちゃんが産まれるときに慌てちゃう“お父さん”のようで、おかしいのなんの♪
だけど、そんなときに小鳥がやってきて全てを覆す驚きの言葉をアーくんとガーくんに言い放ちます!
そんな最後の大どんでん返しに、最初に読んだ長男は素直に驚いてました^^
でも、その次に次男に読んであげたときは、読み始める前、表紙を見た段階で
「大きいボールだ〜♪」(素)
・・・!
ラストの面白さを知っていた私と長男、「ち・・ち・・ちがうよ!たまごだよ!ね、おかあさん!」「う、うん!たまごだよ!?」なんて、妙に取り繕ってしまいました。
読み始めるのはなんとなく「たまご」からじゃないといけない気がして(笑)