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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

大阪万博1970自信を持っておすすめしたい みんなの声

大阪万博1970 作:藤川 智子
監修:白井 達郎
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2024年04月25日
ISBN:9784593101368
評価スコア 4
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  • 1970年のこんにちは

    最近何かと物議となる「大阪万博2025」。
     開催が2025年4月ですから、すでに1年をきっています。
     今回のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」。
     さてさてどんなデザインを見せてくれるのか。

     それでも昭和世代にとっての「大阪万博」といえば
     やっぱり1970年に開催されたもの。
     そして、思い出すのは三波春夫さんが歌ったこんな歌。
     「こんにちは こんにちは 西の国から/こんにちは こんにちは 東の国から」
     「世界の国からこんにちは」というこの歌は
     1970年の大阪万博のテーマソング。

     そして、なんといっても「太陽の塔」。
     デザインしたのは岡本太郎さん。
     当時すごく斬新と思えたものですが、今ではこの時のテーマ、
     「人類の進歩と調和」をシンボライズしていたことに感動さえ覚えます。

     そんな1970年の「大阪万博」を絵本にしたのが
     この『大阪万博1970』。
     描いたのは、藤川智子さんという大阪生まれの絵本作家。
     当時のパビリオンの外観だとか、展示内容やそれぞれのパビリオンで案内していた
     女性のユニフォーム姿など克明の描かれていて、
     まるで「タイムカプセル」を開いたようなワクワク感が満載の絵本になっています。

     当時15歳だった私も、会場に行ったことは間違いないのですが、
     人気パビリオンは長蛇の列で入れなかったように思います。
     絵本を開きながら、それでもこの時より
     人類は確かに進歩したとは思います。
     でも、調和はできたのでしょうか。

    投稿日:2024/08/11

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