このシリーズ、小2の息子とかなりハマって読んでいます。
漫画ではありますが、事実に基づいて描かれているのと、
漫画自体も変に崩したイラストとかではないので、内容に集中して
読み進めることが出来ます。
恥ずかしながら、私はこの本と出会うまで、「杉原千畝」の
存在すら知りませんでした。息子に、「この名前読める?」と
聞かれ、読めませんでした。「ちうね」と読むんですね。
ナチス政権下のドイツによるユダヤ人狩りから逃れてきた難民に、
外務省の命令に反して、亡命できるように日本を通過するための
ビザの発行をしたという経緯、すごく感動しました。
国の命令に逆らって6千人もの尊い命を救った千畝、
勇気ある人道的行為は、是非、子ども達に知って欲しいと思います。
息子はこれを読み、ユダヤ人の存在を知りました。
これを読んだ後にたまたまシリーズにある「アンネ・フランク」を読み、
またユダヤ人が関係してきたということもあり、興味津々でした。
ユダヤ人という差別、小学生にはまだ理解しかねるとは思いますが、
いろんなことを知るきっかけになりました。
息子的には結構お気に入りの一冊のようで、何度も読み返しています。