中学生の息子の本離れを阻止するべく買った全12巻。
正解でした。
一人ぼっちのかわいそうな少年ダレンに、新しい友達ができたところで、思いがけない事件が起こります。
息子の後に私も読んでいます。
読んでいると、ところどころに、これから先に起こるであろう予測できない事態を予感させる文章があります。そこがまたすごく気になって、これからど〜なるのおぉ?と興味をそそられ、もっともっと先を読みたくなります。読んでいくうちに、あ〜、こういうことだったのね、と。
作者、うまいです、少年の心をつかむのが。
大人も、楽しい。
この巻でもちょっと泣きそうになりました。不気味な場面ばかりでなく、たまに泣けるシーンがあるのがいいです。息子に「泣きそうにならなかった?」と聞くと、「そこは別に」「それは作り話だから…」と言っていましたけど、たぶん少しは感情移入しているんじゃないかと。
途中で我慢できなくなって、先に少しだけ、ストーリーに支障をきたさない程度に、息子に教えてもらったりしまう。それだけ気になるんです。先が心配なんです。
同じ本を読んでいると、話題も出てきてうれしいです。