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10件見つかりました
よくある(といったら失礼かもしれないけど)幼児向けの「フルチンは爽快!」みたいなノリの絵本かなと思いましたが、予想よりずっと深い意味を持った絵本でした。 フルチンで外に駆け出したコウキくんは、どこまでも、どこまでも走っていきます。 そしてそんなコウキくんを目にした、様々な人たちに、いろんなことを思い出させたり、大切な何かを知らせたりします。 なるほどって感心しました。 最後にはお母さんの腕に還るっていうのも素敵ですね。
投稿日:2010/11/08
フルチンで走るコウキくんの、無欲、無垢、純粋さが、とてつもなく大きなエネルギーを持っていることに感動しました。 恥じらいや、打算や、様々なものを身に着けた大人たちから見るとまぶしいばかりの存在です。 コウキくんの快走は、社会だけではなく、とても大きな哲学の中に飛び込んでいきます。 落ち着くところがお母さんの腕の中というのが妙なオチですが、なんだかコウキくんはとても大事なことをしてくれたようです。
投稿日:2016/01/31
題名だけで、息子が喜びそうだと思って借りました(笑) 正直、4歳の息子(チンチンネタが大好きな)は、始めの数ページだけ反応してましたが、だんだん飽きていました。 これって、もしかしたら小学生以上のほうが感じるものがあるのかも?なんておもったりしました。 でも、最後まで「アハハハハハ」と笑いながら、素っ裸で走り抜ける男の子の絵と、その背景の絵は、コドモの生きるパワーをいっぱい感じました。 素っ裸で、水着も着ないで水遊びする解放感や楽しさを思い出しました。 そして最後はお母さんの胸に抱かれて穏やかな顔の男の子。 お母さんの私が言うのもなんですが、やっぱりあったかなお母さんの胸にいつでも飛びこめる安心感があるからこそ、広い世界へ飛び出していく勇気や生命力が沸き起こるものなのかな?と感じました。
投稿日:2011/04/16
子どものおむつを替えるときに、ちんちんから噴出されたおしっこで、手や服を(たまには顔を)ぬらしてしまった経験をお持ちの方も多いと思います。そのときの赤ちゃんは気持ち良さそうにしていましたね。もしかすると、小さな子どもにはフルチンが好きなのかもしれません。 この絵本は、エネルギーに溢れいます。三歳のコウキくんはスキをねらって家を飛び出します。そして、「あはははは」と笑いながら、どんどん進んでいくのです。まったく止まることなく進んでいくのです、フルチンで。 走りながらも、途中でいろいろな人と出会ったり、いろいろな場所を通過しながら、走っていくので、まるでコウキくんの人生を見ているような気がしてしまいます。 最後の方は、少し哲学的で、読み取り方も人によって違ってくると思います。難しく考えない方が良いと思います。きっと子どもたちの方がわかってくれるでしょう。 そして、最後にコウキくんが戻った場所は、おかあさんのあたたかなうでのなかでした。やはり、おかあさんは子どもの「安全基地」なんですね。
投稿日:2009/07/31
読んでみましたが、疾走感のあるお話に私の胸はスカッとしました。ひょっとしたらこのフルチンの男の子は、そのチンチンと足の速さで世界を救えちゃうんじゃないかと思いました。フルチンの男の子を取り巻く人々の人間模様が物凄いスピードで描かれています。
投稿日:2014/12/01
漫画家・しりあがり寿さんの絵本です。 5歳の息子にと思い図書館で借りたのですが、 チンチンは深い、深すぎる。 3歳のコウキくんは、フルチンのまま家を飛び出し、 町に出て、様々な人の心を癒し、 いろいろな国に行って、チンチンパワーを発揮します。 そしてフルチン・コウキくんの行き着く先は…。 チンチン好きの男児にはもちろん、 パパもママもじいちゃんも、もしかしたらばあちゃあんも、 じわ〜っと心が温かくなる一冊です。
投稿日:2012/09/14
コウキくんという3歳の男の子が フルチンで町を駆け抜けるという衝撃的なはじまりですが 子供のあたたかさ、におい そこから知らず知らずに与えられているプラスの力に 大人たちが気づかされます 私自身も子供達から 元気や明るさ、癒し、優しさをたくさんもらっていることに 気づかされ子供の存在に心から感謝しました 大人の方にもおすすめです
投稿日:2011/02/04
これは中高生でも大人でも…そのステージなりに楽しめる深〜い作品でした! すっぱだかでひたすらひたすら走り続ける男の子。そのエネルギーはどこまでもどこまでもひろがり、それにふれた人々様々な思いを抱かせます。 もう、どこまでもどこまでも。 最後に男の子が帰るところはおかあさんの腕の中。 実は妹が生まれたばかりの男の子(主人公と同じ名前)へのプレゼントにと、選んだのですが…最後のこのページ。彼ら親子が自分と重ねて読んでくれると嬉しいです。
投稿日:2010/03/01
すごい題名だな〜(笑)とびっくりしましたが・・ 最高でした・・! 素っ裸で走る男の子のエネルギーが炸裂してます。 素っ裸の男の子にびっくりする人たち。 でもそんな姿に癒されたり、元気を貰ったり。 昔を思い出して温かい気持ちになったり。 「チンチン」なんて、幼稚園くらいの男の子大好きなフレーズで一見 子供向けかと思いますが、じつは中々に深い大人向けな内容でも あります。 「ハハハ〜!」と笑いながらも胸の奥でちょっぴり切なくなったり 温かい気持ちが流れたり・・・。 この感じは子供たちにはまだ分からないだろうなと思いました。 でも子供は子供で、画面に溢れる生命力と愉快さを いっぱい感じるのではないでしょうか。 大人と子供でそれぞれに楽しめる絵本ですね。 最高!!
投稿日:2009/09/15
今日鎌倉の「ソングブックカフェ」でこの本に出会いました。 男の子のお風呂上りの話かな?と思いきや・・・大きな衝撃でした。 はだかで走り続ける男の子 「チンチン」 と言いながら走るその姿は、周りの人の笑いを誘う。 家を飛び出し、知らない街へ向かい、そして知らない国へ、宇宙へ・・ そうなんだ。子どもってこういう存在だ。 なにげなくやっていることに意味がなさそうに見えて、実は宇宙規模の大きな意味を持っている。冒険して、冒険して、そして時々母の懐に帰ってくる この本を読んだ後、息子の世界をもっと大事に見守らなければ・・・ そんな気にさせられました。
投稿日:2009/07/03
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