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アウシュビッツで殺された13歳のハンナ。 日本に送られた遺品の旅行鞄から、ハンナの生き方をさがす旅が始まります。 日本のホロコースト教育資料センターの石岡史子所長の執念が、いろいろな事実を探り出します。 ドキュメンタリーとしての文章の息の詰まる展開。 家族皆がアウシュビッツに送られ、記録もはっきり残されていない…。 そんな状況だから、表紙を飾る写真も、途中に挟み込まれた写真も、なんとなくイメージ画像のように思っていたら…。 最後に、感動的な展開がありました。 写真は本物だったのです。 旅の果てに巡り合えたハンナのお兄さん。 ハンナの家族の悲劇と、ナチスの非情なユダヤ人迫害政策に衝撃を受けていただけに、残された光を見ました。 あまりにあどけない13歳の少女は、有無を言わせず命を奪われました。 言いようのない怒りを、二度と繰り返してはいけないことを心に念じて、ハンナの写真に哀悼を尽くしたいと思いました。
投稿日:2013/01/21
10歳の息子と読みました。 はじめは戦争の本なんてまだこの子には難しいかな?でもそろそろ こういうことにも触れるべき・・と一緒に読みました。 途中から、一人になって最後まで一気に読んだとのこと。 両親から引き離され、兄と二人で強制収容所に連れて行かれたハンナが どうなってしまうのか、気になって仕方なかったとのこと。 小さな子がこんなにも辛い思い怖い思いをして・・ほんとに胸が締め付けられました。 自分と同じ年頃の兄弟がこんな目にあったこと・・息子の胸にも深く残ったようです。 「この本をもっともっとたくさんの子が読むべき」と言いました。 ハンナとお兄さんが普通に幸せで平和だった暮らしが描かれているので、 特別な遠い話ではなく、自分のことのように感情移入しやすかったかもしれません。 アンネの日記などは思春期の心の揺れなども描かれていますが、こちらはもう少し小さなお子さんの話ですので、小学生にはぴったりだと思います。 作者の石岡さんが事実を追いかけるお話と交差しながら進むので、一緒に 調べているようなスピード感がありました。 時々息子と読み返せるように、文庫版を購入しました。
投稿日:2015/08/05
私が読んで置いておいたら息子も読んでいました。 「ゲシュタポって?」「この人たちお金持ちだったのかな?」「『国境を越えて』に出て来た人たちは逃げたよね。この人たちも逃げたら助かったのかな?」「キリスト教ってなに?」「なんでお兄さんは助かったんだろう?」と息子からいろんな質問が出てきました。 これも『アンネ・フランク』の伝記を読んでいたから。「アインシュタインもユダヤ人だったけど、アメリカへ行ったよね」と一冊の本からいろいろとつながるようでした。 ハンナのかばんから、ハンナがどんな女の子だったのか?を知るための石岡さんの探索が始まります。 伝えたいという気持ちは、つながっていくものなのかもしれないと思います。ただ、名簿の中に存在した13歳の女の子の短い一生がこんな風に蘇るとは思いもしないことでした。 こういう本に出会えるのも夏休みならではだと思いました。同じ本を読んで内容について話ができるのも親子で一緒に読書をしてこその楽しみでもあります。
投稿日:2012/08/04
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