私がとても気に入った絵本です。
くまの楽器店には、人だったり動物だったり悩みを抱えたお客さんがやってきます。
そしてくまさんは問題を解決するのにぴったりの楽器を選び出します。
一冊に4話入っています。4季のお話のようです。
私はとても文章が美しく感じました。
たとえばトランペットも”金色”と書くだけではなく
もっとワクワクするような表現がされています。
絵も淡い優しくお話の雰囲気にピッタリでした。
最初息子は表紙のイスに座ったクマの店主を見て
「クマじゃない〜タヌキかアライグマだ」
なんて言っていましたが、読み始めるとすぐに
お話の世界に入り込み、静かに聞き入っていました。
自分で本を見ているときは、
店に並んだ楽器のどれが欲しいだとか
これはどんなだとか、この店に行ってみたいだとか
姉といっしょに言っていました。