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6件見つかりました
北海道で、大自然の中で生きていく厳しさ、特に凍りつく冬の寒さが しばれるので大変ですが、多色刷りの版画の美しさに感動しました。 森の中で幼かった頃の母親との思い出、兄弟3匹で仲良く遊んだ思い出 に切なくて涙がでましたが、新しい出会いがあったので、思いは嬉しさ に変わりました。最後の出会いが、新しい家族を作り子供も生まれてと 希望に変わったので心はとっても満たされました。 とても満足な結末がよかったです!
投稿日:2010/05/23
北海道の山の中、凍てつく寒さの中でキタキツネが見た 幻想的な森の様子。 多色刷りの版画が、冬の凍てつく冷気もリアルに伝えてくれるような気がします。 しんとした森で、獲物を追ってキタキツネが見かけた幻想的な森のシーンは 圧巻ですね。 題名のとおり、キタキツネは幼かった頃の幻影を見るのです。 そして、未来へのラスト。 刻々と変わる夜明けの様子がとても美しいです。 淡々としたストーリーですが、やはり、生き物を描く力強さを感じます。 じっくりと、子どもたちに読んであげたいです。
投稿日:2010/01/08
初めて読んだのは、英語版の“Fox’s Dream ”ですが、娘に「日本人が描いた本だよ」と言うと、とてもうれしそうに、興味を持って聞いてくれました。“Tejima”の名前が一躍広まるきっかけとなった作品ですね。 遠い北の森で、雪の中を獲物を求めて歩くキタキツネ。足音のほかには何も聞こえない静かな月明かりの夜、見たこともない幻想的な世界に迷い込みます。 まるで生きているかのように鋭い輝きを放つキツネの目。明らかに野生動物の目です。月光に照らされた青白い雪の冷たさも、キタキツネの後ろ足やしっぽを通して伝わってきます。版画の美しさに、ただただ息をのむばかり。 「お母さんは、どこにいるの?」と尋ねる娘に、自然界の厳しさや北の大地に住む生き物たちのことなど、たくさん話しました。「北の森から」のシリーズ、すべて読んであげたいと思っています。
投稿日:2009/08/29
北海道の山のなか、静かで寒い冬の森。ゆきうさぎを追っていたきたきつねは、月の光に輝く不思議な森の入り口へと辿りつきました。そこできたきつねが見たものは…。手島 圭三郎さんの代表作であるこの作品を読んで、北の大地に生きる動物の生態とともに、動物の本能を垣間見ることができました。子に読み継ぎたい絵本の1つです。
投稿日:2021/06/16
子どもの頃、手島作品に初めて触れたのは、 確かこちらの作品だったかと思います。 小学校の担任の先生が読んでくれました。 すっかり魅了され、 カムイユーカラシリーズも読み漁りました。 実家はそれほど田舎でもないのですが、 北海道ゆえでしょうか、 何度か野生のキタキツネを直に見たことがあります。 触ると意外と硬そうなキタキツネの毛や “しばれる”北海道の冬の森を表現するのに、 木版画以上の表現方法はないのではないか、 とさえ感じさせる作品です。
投稿日:2011/01/22
木版画で表現されている北海道の風景がとても迫力があり 芸術的で素晴らしいので感動しました。 お話も素敵な内容でした。 孤独なきたきつねが厳しい冬の北海道で生きてゆく姿に感動し、 新しい出会いには心から嬉しさがこみ上げてきました。 これからの寒さが厳しくなる冬にお薦めの本です。
投稿日:2009/11/30
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